レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年12月18日
- 登録日時
- 2015/01/16 17:21
- 更新日時
- 2015/01/16 17:21
- 管理番号
- 相橋-H26-101
- 質問
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解決
歌劇『リゴレット』の原作(ユゴー著)を閲覧したい。
- 回答
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資料①を提供した。
- 回答プロセス
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まず『リゴレット』について知るために、次の資料で確認した。
『新国立劇場名作オペラ50鑑賞入門』 世界文化社 2012 (自館請求記号:MU766.1)
p36 リゴレットの記載があり、原作はヴィクトル・ユーゴーの『逸楽の王』とある。
また、市内OPACでキーワードを“リゴレット”にして検索し、次の資料を見つけた。
『リゴレット』 ヴェルディ/著 音楽之友社 2001 (自館請求記号:MU766.1)
原作ヴィクトール・マリ・ユゴー Victor Marie Hugo の戯曲“Le Roi s'amuse”「王様はお楽しみ」(1832年初演)とある。
検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2014/12/25 最終確認)で“リゴレット ユーゴー”をキーワードにして検索した。
Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/ 2014/12/25 最終確認)等いくつかのサイトの記述から、『Le Roi s'amuse』の邦題には『王は愉しむ』『歓楽の王』『王の悦楽』など、いくつかの訳があるとわかった。
判明した数種類の邦題を市内OPACと国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp/ 2014/12/25 最終確認)の両方で検索したがヒットしなかった。
国立国会図書館サーチでキーワードを“ユゴーorユーゴー 全集”にして検索し、収録作品を確認していくと次の資料を見つけた。
『ユーゴー全集 第十二巻』 ユーゴー全集刊行会/編 ユーゴー全集刊行会 1921 (国立国会図書館請求記号:958)
第8巻に『王者の悦楽』という題で収録されている。
KL-NET(http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/sougo/index.jsp 2014/12/26 最終確認)で“ユーゴー全集”で書名検索を行ったところ、次の資料を見つけた。
①『ユーゴー全集 第4巻 復刻版』 ユーゴー/著 本の友社 1992 (神奈川県立請求記号:958/154 4)
書誌データには大正8~9年刊の複製とある。本の友社版では、この第4巻に『王者の悦楽』が収録されていた。
『王者の悦楽』が『リゴレット』の原作で間違いないかどうか裏付け調査を行うこととした。
Webcat Plus(http://webcatplus.nii.ac.jp/ 2014/12/26 最終確認)でキーワード“王者の悦楽 オペラ”で連想検索を行い、次の資料が出版されていることがわかった。
『新潮オペラCDブック 7(ヴェルディ/リゴレット)』 新潮社 1996
「(前略)問題の原作戯曲『王者の悦楽』(ユゴー)を収録。」とある。
調べ物コーナーの文学の棚、戯曲の分類をブラウジングして次の資料を見つけた。
『戯曲・シナリオ集内容綜覧』 日外アソシエーツ/編 日外アソシエーツ 2002 (自館請求記号:R912)
p429 に資料①について、『王者の悦楽』が収載されている、という情報が記載されていた。
検索エンジンGoogleでキーワードを“王者の悦楽 リゴレット”にして検索すると、次の会社HPがヒットした。
Sound Bank(http://www.sound-bank.co.jp/ 2014/12/26 最終確認)
このサイトの書籍販売のページにオペラ対訳台本シリーズなるものが、表紙の写真付きで掲載されていた。
その写真を閲覧すると『RIGOLETTO』の表紙には、原作訳“LE ROI S'AMUSE”悲劇「王者の悦楽」とある。
“リゴレット”の原作は『王者の悦楽』で間違いないようである。
- 事前調査事項
- NDC
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- 作品集 (958)
- 劇音楽 (766)
- 参考資料
- キーワード
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- リゴレット
- ユゴー
- ユーゴー
- 王者の悦楽
- 王は愉しむ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000166254