レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年12月13日
- 登録日時
- 2018/03/22 11:16
- 更新日時
- 2018/03/25 09:29
- 管理番号
- 千県東-2017-0016
- 質問
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解決
写真家の岡田紅陽(おかだ こうよう)氏が撮影した「湖畔の春」という作品が見たい。
紙幣に描かれている富士山のモデルとなったと聞いた。図版は出来るだけ大きいものが良い。
- 回答
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以下の資料を提供した(※カッコ内の写真サイズは当館職員が測定。)
【資料1】『日本写真家事典』(東京都写真美術館執筆・監修 淡交社 2000)
p77「岡田紅陽」
「湖畔の春(本栖湖)」(縦6.5㎝×横8㎝)
【資料2】『山を愛する写真家たち 日本山岳写真の系譜』
(東京都歴史文化財団・東京都写真美術館企画・監修 日本写真企画 1999)(千葉県立図書館未所蔵)
p89岡田紅陽「湖畔の春(本栖湖)」1935年5月2日(縦12.5㎝×横15.5㎝)
【資料3】『五千円札の富士山には、なぞがいっぱい!』(渡辺一夫著 アリス館 1999)(千葉県立図書館未所蔵)
p26-37「岡田紅陽の写真をさがせ!」
p35「春の本栖湖」(縦9.6㎝×横12.4㎝)
【資料4】『富士山』(岡田紅陽著 アルス 昭15)
国会図書館デジタルコレクション図書館送信参加館公開(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1116525)
p77(94コマ)「春の本栖湖」
【資料5】「「千円札の図柄」眺望人気 2.23「富士山の日」各地で催し」
(朝日新聞(山梨全県)2017年2月24日朝刊)p29
岡田紅陽が1935年5月に撮影した「湖畔の春」の写真あり
- 回答プロセス
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・蔵書検索システム「件名」で「写真家」で検索すると【資料1】等がヒットした。【資料1】の「岡田紅陽」の項目に、「35年に撮影された「湖畔の春」は、84年に五千円札紙幣の裏面の下絵として採用され、よく知られている」という記述とともに「湖畔の春」の図版が掲載されていた。
・【資料1】に、参考文献として【資料2】や【資料4】等が挙げられていた。【資料2】は千葉県立図書館では所蔵していなかったため、県内で所蔵している市立図書館から取り寄せ、内容を確認した。
・千葉県立西部図書館にて、朝日新聞データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」で「岡田紅陽 富士山」で検索すると【資料5】がヒット。
・レファレンス協同データベースで「岡田紅陽」と検索。類似事例「千円札の裏の富士山がどこから撮られたか知りたい」(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000150755)がヒット。その中で紹介されている【資料3】は千葉県立図書館では所蔵していなかったため、県内で所蔵している市立図書館から取り寄せ、内容を確認した。
以下では、岡田紅陽に関する記述や作品は掲載されていたが、「湖畔の春」は掲載されていなかった。
『富士山の四季を撮る』(紅陽会編 講談社 1993)
『富士山 とんぼの本』(大岡信ほか著 新潮社 1987)
『富士山の大図鑑 世界にほこる日本の名山』(富士学会監修 PHP研究所 2013)
『世界文化遺産富士山のすごいひみつ100』(グループ・コロンブス編 主婦と生活社 2013)
『富士幻景 近代日本と富士の病』(小原真史監修・著 IZU PHOTO MUSEUM 2011)
インターネット最終アクセス:2018年1月17日
- 事前調査事項
- NDC
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- 写真 (740 9版)
- 写真集 (748 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『日本写真家事典』(東京都写真美術館執筆・監修 淡交社 2000)|2101178485;
- 【資料2】『山を愛する写真家たち 日本山岳写真の系譜』(東京都歴史文化財団・東京都写真美術館企画・監修 日本写真企画 1999)|(千葉県立図書館未所蔵);
- 【資料3】『五千円札の富士山には、なぞがいっぱい!』(渡辺一夫著 アリス館 1999)|(千葉県立図書館未所蔵);
- 【資料4】『富士山』(岡田紅陽著 アルス 昭15)|(国会図書館デジタルコレクション図書館送信参加館公開) ;
- 【資料5】「「千円札の図柄」眺望人気 2.23「富士山の日」各地で催し」(『朝日新聞』(山梨全県)2017年2月24日朝刊)p29|;
- キーワード
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- 岡田紅陽
- 湖畔の春
- 春の本栖湖
- 富士山
- 紙幣
- 写真家
- 写真
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000232865