レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/07/20
- 登録日時
- 2020/11/07 00:30
- 更新日時
- 2020/11/07 13:13
- 管理番号
- 所沢新所-2020-007
- 質問
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解決
マーク・トウェインとハレー彗星の関係性について記載のある資料はあるか。
- 回答
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以下の資料に記載あり。
〇『旅行記作家マーク・トウェイン』 飯塚英一/著 彩流社 2006年
〇『マーク・トウェインコレクション 20』 マーク・トウェイン/著 彩流社 2002年
〇『父マーク・トウェインの思い出』 クララ・クレメンズ/著 中川慶子/ほか訳 こびあん書房 1994年
〇『マーク・トウェインはこう読め』 和栗了/著 柏書房 2016年
〇『ちょっと面白い話』 マーク・トウェイン/著 大久保博/編・訳 1980年 旺文社
〇『ハレー彗星物語』 長谷川一郎/著 恒星社 1985年
〇『集英社世界文学大事典 3』 『世界文学大事典』編集委員会/編 集英社 1997年
〇『マーク・トウェイン論究』 那須頼雅/著 篠崎書林 1978年
〇『彗星伝説』 ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ/著 光風社出版 1985年
〇『マーク・トウェイン自伝 下』 マーク・トウェイン/著 筑摩書房 1989年
〇『マーク・トウェイン自伝』 マーク・トウェイン/著 筑摩書房 1984年
以下のホームページにも記載あり。
〇論文集『麒麟』20号(神奈川大学発行)p.34(47)-27(54)
「マーク・トウェイン文学の魅力」(金谷良夫)(https://kanagawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2336&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1)
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の調査
〇『旅行記作家マーク・トウェイン』 飯塚英一/著 彩流社 2006年
p.241 「彼は枕元のクララに別れを告げて、静かに息を引きとった。七十四年と五カ月の生涯であった。この夜、空には、ハレー彗星が長く尾を引いていたという。前回、この彗星が現れたのはトウェインが生まれた一八三五年であった。奇しくも、トウェインはハレー彗星が訪れた年にこの世に生をうけ、ハレー彗星が夜空を飾っているときにこの世を去った。」と記載あり。
〇『マーク・トウェインコレクション 20』 マーク・トウェイン/著 彩流社 2002年
p.257~258 「彗星と一緒に行きたい」の項目あり。
p.266~267の注釈(18)に、「トウェインはペインに「私はハレー彗星と共にやって来た。来年またやってくる時、私も一緒に行きたい。もしハレー彗星と一緒に行けなければ人生で最大の悔いを残すことになるだろう。神様はきっとこうおっしゃっている『さあここに説明しがたい二つの変わり種がいる。これらは一緒にやって来た。だから一緒に行かせてやろう』ああ本当にそうなってくれないかな」(中略)この偶然についてはフレッド・ウィップルなど科学者たちも認めるものであり、れっきとした感動的な事実である。(後略)」と記載あり。
〇『父マーク・トウェインの思い出』 クララ・クレメンズ/著 中川慶子/ほか訳 こびあん書房 1994年
p.455に、「(前略)そして、誕生のときと同じように、ハレー彗星が再び天上で輝いていたのです。(後略)」と記載あり。
〇『マーク・トウェインはこう読め』 和栗了/著 柏書房 2016年
p.13に、「(前略)ハレー彗星がやって来た年に生まれたトウェインは、一九一〇年四月二一日に再びハレー彗星とともにこの世を去った。(後略)」と記載あり。
〇『ちょっと面白い話』 マーク・トウェイン/著 大久保博/編著 1980年 旺文社
p.317に、「(前略)一八三五年、ハレー彗星とともにこの地球に姿を見せたマーク・トウェインは、こうして一九一〇年、ふたたび地球を訪れたハレー彗星とともに、この世を去っていったのです。(後略)」と記載あり。
〇『ハレー彗星物語』 長谷川一郎/著 恒星社 1985年
p.32に、「(前略)アメリカの有名な作家、マーク・トエインは一八三五年に生れ、一九一〇年に世を去ったから、彼はちょうどハレー彗星が留守の時に地上に生存していて、一度もハレー彗星を見なかったのである。(後略)」と記載あり。
p.159 「マーク・トエイン」の項目に、以下の記載あり。
「(前略)大久保博氏は、「一八三五年、ハレー彗星とともにこの地球に姿を見せたマーク・トエインは、こうして一九一〇年、ふたたび地球を訪れたハレー彗星とともにこの世を去っていったのです」と書いている(後略)」
2.インターネット調査
〇論文集『麒麟』20号(神奈川大学発行)「マーク・トウェイン文学の魅力」(p.34(47)-27(54))(https://kanagawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2336&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1)
p.32(49)に、「(前略)マーク・トウェインの本名はサミュエル・ラングホーン・クレメンズと言い、おりしもハレー彗星が見られた年、1835年11月30日アメリカミズーリ州の寒村フロリダで生まれた。(中略)そして奇しくも再度75年後に彗星が見られた1910年4月21日に没した。(後略)」と記載あり。
3.記載のなかった資料
×『マーク・トウェイン自伝 上』 マーク・トウェイン/著 筑摩書房 1989年
×『評伝マーク・トウェイン 1』 飯塚英一/著 彩流社 2014年
×『ハレー彗星』 カール・セーガン/著 小尾信弥/訳 集英社 1985年
4.本館による後日調査
〇『集英社世界文学大事典 3』 『世界文学大事典』編集委員会/編 集英社 1997年
p131~137「トウェイン マーク」の項に、以下の記載あり。
p136「(前略)1835年、ハレー彗星とともにこの世に生まれ出たトウェインは、この彗星の再出現とともに世を去ると自ら予言していたが、その予言どおり、夜空にハレー彗星が異様な光を放ちはじめた1910年4月21日の夜、最後の息を引き取った。(後略)」
〇『マーク・トウェイン論究』 那須頼雅/著 篠崎書林 1978年
p.196~214 「10章 彗星の人―『人間とは何か?』」の項あり。
p196「「私は、一八三五年、ハレー彗星と共に、この世に来た。そのハレー彗星が、翌年に再度、地球に接近してくる。そこで、私としては、この彗星と行を共にして、この地球を去りたいものだ。もしも、私が、このハレー彗星について行けないとすれば、これにまさる痛恨事はない。(中略)これは、マーク・トウェインが、みずからの死を一年後にひかえた一九〇九年に、アルバート・B・ペインに洩らした言葉である。(中略)このハレー彗星の地球再訪は、一九一〇年四月二十日に、(中略)行われたが、トウェインは、そのたった一日おくれの四月二十一日、この彗星の後を追って、地球を去った。(後略)」と記載あり。
〇『彗星伝説』 ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ/著 光風社出版 1985年
p.263~264 「マーク・トウェイン」の項に、「アメリカの小説家。一九三五年、ハレー彗星がやってきた年に生まれ、一九一〇年近日点通過の日にこの世を去った。”ハレー彗星とともに生まれた私は、死ぬ時もハレー彗星にのって消える”と言っていたという。」と記載あり。
〇『マーク・トウェイン自伝 下』 マーク・トウェイン/著 筑摩書房 1989年
p.388に、「(前略)マーク・トウェインは、およそ七十五年の周期で地球に接近してくるハレー彗星とともにこの世に生をうけ、(中略)再びハレー彗星が夜空に現れた時(一九一〇年四月)七十五歳の生涯の幕を閉じ、家族の待つあの世へと旅立ったのである。(後略)」と記載あり。
〇『マーク・トウェイン自伝』 マーク・トウェイン/著 筑摩書房 1984年
p.479に、「(前略)マーク・トウェインは、およそ七十五年の周期で地球に接近してくるハレー彗星とともにこの世に生をうけ、(中略)再びハレー彗星が夜空に現れた時(一九一〇年四月)七十五歳の生涯の幕を閉じ、家族の待つあの世へと旅立ったのである。(後略)」と記載あり。
×『新潮世界文学辞典』 江川卓/ほか編集 新潮社 1990年
×『現代世界文学人名事典』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 2019年
×『研究社英米文学辞典』 斎藤勇/ほか編 研究社出版 1985年
×『マーク・トウェイン研究』 吉田弘重/著 南雲堂 1977年
×『アメリカ文学の源流マーク・トウェイン』 池上日出夫/著 新日本出版社 1994年
- 事前調査事項
- NDC
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- 参考図書[レファレンスブック] (903 9版)
- 英米文学 (930 9版)
- 彗星.流星 (447 9版)
- 参考資料
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- 旅行記作家マーク・トウェイン 飯塚英一/著 彩流社 2012.4 930.268 978-4-7791-1783-1
- マーク・トウェインコレクション 20 マーク・トウェイン/著 彩流社 2002.4 938.68 4-88202-543-4
- 父マーク・トウェインの思い出 クララ・クレメンズ/著 こびあん書房 1994.8 930.268 4-87558-224-2
- マーク・トウェインはこう読め 和栗了/著 柏書房 2016.10 930.268 978-4-7601-4752-6
- ちょっと面白い話 マーク・トウェイン/著 旺文社 1980.2 937
- ハレー彗星物語 長谷川一郎/著 恒星社厚生閣 1985.11 447.1 4-7699-0507-6
- 集英社世界文学大事典 3 『世界文学大事典』編集委員会/編 集英社 1997.4 903.3 4-08-143003-9
- マーク・トウェイン論究 那須頼雅/著 篠崎書林 1978.6 930.268
- 彗星伝説 ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ/著 光風社出版 1985.12 388 4-87519-741-1
- マーク・トウェイン自伝 下 マーク・トウェイン/著 筑摩書房 1989.12 930.268 4-480-02364-X
- マーク・トウェイン自伝 マーク・トウェイン/著 筑摩書房 1984.11 930.268
- 論文集『麒麟』20号(p.34(47)-27(54)「マーク・トウェイン文学の魅力」金谷良夫) https://kanagawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2336&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1 2020/10/25
- キーワード
-
- マーク・トウェイン
- ハレー彗星
- 作家
- アメリカ文学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000289223