レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年01月04日
- 登録日時
- 2013/05/10 11:13
- 更新日時
- 2013/05/10 11:14
- 管理番号
- 福井県図-20130104
- 質問
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解決
1971年の地方新聞で7月の地方大会、学校紹介から福井高校の元巨人の新谷祐二投手の球種、フォームを調べて欲しい。
- 回答
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1971(昭和46)年全国高校野球選手権大会福井県予選の福井高校のチーム紹介は、「福井新聞」1971年7月2日第9面に掲載されていました。同欄における、新谷投手に関する記述を抜粋しますが、下記の他は、新谷投手が3学年であるという程度の記載しかありませんでした。
”今大会のカギはやはり本格派新谷投手の出来いかんにかかっている。春の大会後十分に投げ込んできており体調はベスト。内角低めに食い込む速球にはますます威力が増してきており、難点とされていた制球力も心配ない。しかし精神面でちょっともろさが残っている。控えには変化球を主体とした鳶坂もおり、大量点を奪われることはまずない。しかし打撃面にはかなり問題がある。新谷、中沢を中心にパワーのある選手がそろっているが、それだけに確実性に欠け、得点に結びつかない。”
同大会での福井高校の試合結果は、「福井新聞」の下記の日付に記載がありました。上記同様、
新谷投手に関する記述のみ抜粋します。
◎1回戦(福井32-4勝山精華)「福井新聞」昭和46年7月22日第9面
”精華は二回、新谷の突然の乱れから4死球と1安打で4点を上げたが、”焼け石に水”で、その後は新谷の低めに決まる速球とカーブに手が出ず、大敗を喫した。”
◎2回戦(福井1-6美方)「福井新聞」昭和46年7月26日第9面
”深手を負った福井は、中盤は軍場を攻めあぐみ無安打。八回ようやく鳶坂、新谷のバットが快音を発してかろうじて完封をまぬがれたにとどまった。”
- 回答プロセス
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1.郷土資料を確認
『福井県高校野球史』(H783/H/1)に、1971(昭和46)年全国高校野球選手権大会福井県予選の全試合結果の記載があるが、投手の球種やフォームについての記載は無し。
2.「福井新聞」を確認
「福井新聞」の縮刷版は昭和51年11月分からの刊行で、それ以前で閲覧可能なものは当館ではマイクロフィルムしかない。文書館ではマイクロフィルムを紙焼・冊子化(A3サイズ)したものを所蔵。文書館の紙焼冊子で通覧し、必要箇所をマイクロフィルムで拡大し、内容を確認。
→1971(昭和46)年の夏の高校野球の全25校のチームは、「福井新聞」の同年7月2日から7月15日にかけて1~2校づつ紹介されていた。しかし、紹介内容はポジション・氏名・学年の他は簡便なものであったため、福井高校の2試合結果の新聞記事も確認し、新谷投手について記載されている事項をできるだけ多く伝えることにした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 球技 (783)
- 参考資料
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- 森永忠雄. 福井県高校野球史. 福井県高等学校野球連盟, 1977. (当館請求記号 H783/H/1, 当館資料番号 1040272963)
- キーワード
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- 高校野球
- 福井高校
- 新谷祐二
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000131133