レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/04/24
- 登録日時
- 2015/04/28 13:53
- 更新日時
- 2015/06/02 16:14
- 管理番号
- 日進15R-13
- 質問
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解決
語彙の量の差が認識に与える影響について書いてある本はないか。
例えば、日本語において「雨」を表す単語は86種程あるが英語は2種類しかない。この場合、「雨」についての認識に差がでるのか。
- 回答
-
下記資料を提供する。※( )内は当館請求記号
『言語・思考・実在』ベンジャミン・リー・ウォーフ著、ジョン・B・キャロル編、有馬道子訳/南雲堂/1978/(801/0270)
- 回答プロセス
-
自館OPACで“言語”“認識”で検索するとヒットあり。
『認識論と論理学』(181/0187/9)→×
『認識と言語の理論』(801/0335/3)→×
『時間・ことば・認識』(804/034)→×
『こころと言葉』(804/036)p191記載の質問内容が「ワーフ仮説」と類似していた。
次にGoogleで、“ワーフ仮説”を検索すると、サピア=ウォーフの仮説の関連著作として
『言語・思考・現実』『文化人類学と言語学』記載あり。(ウィキペディアより)
自館OPACで上記2冊を検索し、見つける。
『言語・思考・現実』(801/045)→○
『文化人類学と言語学』(801/0284)→○
また、Google Scholarで“ウォーフの仮説”を検索すると、
論文「サピア・ワーフ仮説再考 思考形成における言語の役割その相対性と普遍性」 慶応義塾大学 今井むつみ 『心理学研究』vol.71(2000-2001)No.5 P415-433 を見つける。
- 事前調査事項
- NDC
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- 言語 (800 7版)
- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 7版)
- 参考資料
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- 『言語・思考・実在』ベンジャミン・リー・ウォーフ著、ジョン・B・キャロル編、有馬道子訳/南雲堂/1978/(801/0270) (AJ94208770)
- 『言語・思考・現実』ウォーフ著、J・Bキャロル編、池上嘉彦訳/弘文堂/1978/(801/045) (AJ94029360)
- 『文化人類学と言語学』E・サピア他著、池上嘉彦訳/弘文堂/1995/(801/0284) (AJ94213520)
- キーワード
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- 言語
- 認識
- 言語相対性仮説
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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サピア=ウォーフの仮説(言語はそれを話す人の思考様式に影響を与え,異なった言語を話す人々は異なったものの見方を身につけているという説)で知られる。
"ウォーフ ベンジャミン・リー", デジタル版集英社世界文学大事典, JapanKnowledge, http://japanknowledge.com, (参照 2015-05-14)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 開放講座 図書館
- 登録番号
- 1000171516