レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/02/04
- 登録日時
- 2016/03/03 00:30
- 更新日時
- 2016/03/25 18:35
- 管理番号
- 6000026361
- 質問
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解決
豊中市立図書館の創設にいたる経緯と移転の推移がわかる資料はないか。
- 回答
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『資料集・豊中の図書館50年』
pp.143-166 創設当時の市長、庶務課長、初代館長らによる座談会記録
「差し当たり市役所の空いた部屋に本棚を置いて、そこにある本を並べて、図書館の認可を受けよう、ということから始まったんだと思うんです。で、最初は元の議場、古い庁舎の議場のあった西の端の方に、市長室の南側に空いている部屋があった、あこへ本棚を僅か3つ程、向こうへ置いて始めたのが最初だった。」(p.148)
「その自分のそういうようなお気持ちが22年の10月の桜塚元町3丁目の独立開館ということになった」(p.151)
p.282毎日新聞記事(昭和26年10月30日)「豊中市立図書館が市役所を出て一本立になったのが昭和二十二年九月桜塚連合町会所有の木造二階建」
p.284豊中市政だより昭和34年6月5日「市立図書館は、、戦時中の昭和二十年に設立されましたが、二十二年桜塚公園内に独立開館して市民に公開されました。」「三十三年府立保健所の移転に伴い、その建物を改修して図書館に使用する事になり」「市の福祉会館が、これまでの図書館のあとへ新築されたので、昨年十月から図書館はもとの府立保健所のあとへ引越すことになりました。」
『教育歳時記』
pp.133-141 創設当時の教育課長・初代図書館長兼務である中尾儀夫氏の想い出話。
創設の動機や、最初は市役所の一室に書棚が三つあるだけだったこと、ブックモービル「とよ」の命名理由、読書会「さざれ会」の結成などが書かれている。
『とよの集い No.30』1969年10月発行(岡町図書館参考室に綴りあり)
p.1「創設当時の思い出」 こちらに発表したものを『教育歳時記』pp.134-136に掲載された。
p.2「おもい出の記」(図書館協議会委員 柳沢直次郎さん) 図書館の場所移転の推移が書かれている。
『新修豊中市史 社会教育』第11巻p.301に「豊中市立図書館は、昭和20年(1945)3月に市役所教育課に併設された」と記載あり。
『豊中市史』第3巻や豊中市役所Webサイトなどにより、創設当時の住所は「豊中市桜塚本通り五丁目11番地」、場所は現在の第ニ庁舎の位置にあたり、旧市役所の中にあった。
『豊中市史』第3巻p.246地図「公共施設の移動」とp.247の記述「市役所もまた昭和十三年に電車線路を東へこえて産業道路沿いの現在地に移った」により、昭和20年当時はこの資料が発行された昭和38年と同じ場所にあると推察される。
「豊中市全図」(昭和26年8月)では市役所は現在の第ニ庁舎の場所に位置している。
市役所サイト内「市の歴史」の年表には「昭和37年市役所庁舎(第一庁舎)が完成」とあるので、昭和20年当時は旧庁舎で場所は現在の第二庁舎があるところだと推察される。
『豊中市政要覧』昭和24年p.2に市役所の位置・面積など記載あり。
『豊中市の図書館活動 平成26年度(2014年度)版 統計・資料編』p.33「図書館のあゆみ」より移転に関する事項
昭和20年 3月 豊中市立図書館開館(市役所内に併設)
昭和22年10月桜塚元町に独立開館(現在の福祉会館の場所)
昭和33年10月岡町北5-12(現在の岡町図書館所在地)に移転
昭和44年 2月新館建設工事着工
10月新館第1期工事完成
昭和48年 7月新館第2期工事完成
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 行政 (317)
- 図書館建築.図書館設備 (012)
- 参考資料
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- 『教育歳時記』中尾 儀夫/著(タイムス) (pp.133-141)
- 『豊中市立図書館動く図書館60年のあゆみ』豊中市立岡町図書館館外サービス係/編集(豊中・箕面地域情報アーカイブ化事業実行委員会)
- 『資料集・豊中の図書館50年』豊中市立岡町図書館/編集(豊中市立岡町図書館)
- 『市民と共に歩んで』豊中市立岡町図書館/[ほか]編集(豊中市立岡町図書館)
- 『豊中市史本編』第3巻 豊中市史編纂委員会/編(豊中市役所) (pp.246-247)
- キーワード
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- 豊中市立図書館
- 豊中市(トヨナカシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000188782