レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1995/05/27
- 登録日時
- 2005/02/11 02:17
- 更新日時
- 2009/02/22 14:40
- 管理番号
- 埼川-1995-026
- 質問
-
解決
「クォ・ヴァディス」(Quo vadis)の初訳はいつか。
- 回答
-
完訳は1930年(昭和5)、抄訳では1907~1908年(明治40~41)が初訳と考えられる。
- 回答プロセス
-
『明治大正昭和翻訳文学目録』では「何処へ行く」(ドストエフスキー全集刊行会)1920(大正9)。
『埼玉県立図書館合同蔵書目録』に『何処へ行く』(三陽堂書店 1915)があり、明治41年の改訳とわかる。
『国立国会図書館所蔵明治期刊行図書目録』には「何処へ行く」(松本雲舟訳 昭文堂 1907-1908(M40ー41))とあり。
また、『キリスト教文学の世界 19』(主婦の友社)の解説に「日本では昭和5年、はじめての全訳が益本重雄によってなされ、太陽堂から出た。それ以前にも松本雲舟や大町桂月の訳があったが、いずれも完訳ではない」とあり。以上より、完訳は1930年(昭和5)、抄訳では1907-1908年(明治40~41)が初訳と考えられると回答する。
- 事前調査事項
- NDC
-
- その他のスラブ文学 (989 9版)
- 特種目録 (027 9版)
- 図書.書誌学 (020 9版)
- 参考資料
-
- 『キリスト教文学の世界 19 シェンキェーヴィチ』(遠藤周作 主婦の友社 1978)
- キーワード
-
- 翻訳書目
- 書誌
- スラヴ文学
- Henryk Sienkiewicz(ヘンリク シェンキェーヴィチ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000015312