レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年01月17日
- 登録日時
- 2015/04/14 14:31
- 更新日時
- 2021/06/04 16:20
- 管理番号
- 埼久-2015-015
- 質問
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解決
明治44年ごろに書かれた下記文献がどこに掲載されているか知りたい。その所蔵機関も知りたい。創刊されるはずだった雑誌の原稿であり、新聞に掲載された可能性もある。
「罪と罰とその作者」 仲田勝之助(なかだ かつのすけ)著(著者は読売新聞の記者)
- 回答
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該当文献は見つからなかった。
備考欄に追記あり。
- 回答プロセス
-
自館目録を〈仲田勝之助〉で検索すると4点該当あり。
『浮世絵類考』(仲田勝之助編校 岩波書店 1941)
「浮世絵類考」を初めて活字化したものの文庫本。仲田は編校のみで特に人物について記述なし。
『絵本の研究』(仲田勝之助著 美術出版社 1950)
仲田による(江戸時代の御伽草子等の)絵本についての解説書。序に仲田の略歴紹介あり。美術史学・浮世絵研究者。
p43「(仲田君は)明治41年早稲田大学の英文科を卒業せられ、読売新聞社に入り、すでに文学上の著述あり。即ちツルゲーニェフ作セニリア(明治43年11月発行)、漫画と訳文(岡本一平、名取春仙両氏と共著。明治44年1月発行)、露西亜の革命と文学(大正5年11月発行)等にして、何れも単行本として世に行はる。しかれども深く慮る所ありて、新聞社を退き、帝大に美術史学を専攻さるなり。次いで朝日新聞社に入り、美術部を担当す。」
『美術の話 第2朝日常識講座 第2』(坂崎坦著 朝日新聞社 1929)
地域・時代ごとの美術について解説。細かい目次があるが、「罪と罰」が含まれるものはなし。
「露西亜の革命と文学」(仲田勝之助著 東雲堂書店 1916 国会図蔵)
《国会図デジタルコレクション》(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/933438 国会図 2015/01/17最終確認)
該当の項目なし。
調査済資料
『明治・大正・昭和前期雑誌記事索引集成 人文科学編 別巻 2-3 執筆者索引』(石山洋編 皓星社 1999)
『明治・大正・昭和前期雑誌記事索引集成 人文科学編 26 新聞雑誌文学一覧』(石山洋編 皓星社 1996)
『明治・大正・昭和前期雑誌記事索引集成 人文科学編 27 新聞雑誌文学一覧』(石山洋編 皓星社 1996)
『明治・大正・昭和前期雑誌記事索引集成 人文科学編 28 新聞雑誌文学一覧』(石山洋編 皓星社 1996)
下記データベース等を〈仲田勝之助〉〈罪と罰とその作者〉で検索するが該当なし。
《NDL-OPAC(雑索)》(https://ndlopac.ndl.go.jp/ 国会図 2015/01/17最終確認)
《Google》(http://www.google.co.jp/ Google 2015/01/17最終確認)
《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所 2015/01/17最終確認)
《国会図サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国会図 2015/01/17最終確認)
《毎索》(毎日新聞社 2015/01/17最終確認)
《ヨミダス歴史館》(読売新聞社 2015/01/17最終確認)
《聞蔵》(朝日新聞社 2015/01/17最終確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (983 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 仲田 勝之助(ナカダ カツノスケ)
- 美術史家-日本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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追記(2021年6月4日)
一般の方から情報提供があり、下記の資料を確認した。
《国立国会図書館デジタルコレクション》「創作 第1期 2(4)」(東雲堂書店 1911.4)月刊文藝雑誌『樹木と果實』の広告記事に「罪と罰と其作者 仲田勝之助」の記述あり(ページ付無し)。(https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1529830 国立国会図書館)107コマ 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
《国立国会図書館デジタルコレクション》「創作 第1期 2(8)」(東雲堂書店 1911.8)p103-106「庭園畫家サンチヤゴルシニヨル (評論)」の項に「『罪と罰』と其記者」の掲載あり。(https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1529834 国立国会図書館)59コマ 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
- 調査種別
- 書誌的事項調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000170840