レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/02/23
- 登録日時
- 2012/08/24 02:12
- 更新日時
- 2024/03/30 00:35
- 管理番号
- M12032314012595
- 質問
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新美南吉の「ごんぎつね」はいつ頃から親しまれている作品なのか。
- 回答
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①『新美南吉紹介』によると、巻末の略年譜で昭和7年1月に「赤い鳥」に「ごん狐」が掲載されたとある。②『『赤い鳥』6つの物語』の冒頭でも、「ごん狐」がこの雑誌に掲載されていたことを知ることができる。
③『「赤い鳥」復刻版 解説・執筆者索引』および、④雑誌「赤い鳥」(第三巻第一号)に、掲載された「ごん狐」を確認できる。
⑤『新美南吉童話の本質と世界』では、新美南吉作品の教科書掲載について書かれており、それによると、「「ごん狐」は昭和三一年度使用の大日本図書教科書(四年(一))に登用されて以来、~(後略)」とあり、昭和31年から長期にわたり、かつ昭和55年以降は5社以上が登載していることが、教科書登載状況の一覧から確認できる。なお、教科書登載における、作品の変遷についても掲載されている。
⑥『なぜ日本人は「ごんぎつね」に惹かれるのか』では、教科書教材として登載された状況、収録した童話集一覧、絵本の「ごんぎつね」4冊を掲載、紹介している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
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①帯金充利『新美南吉紹介』 三一書房,2001,319p. 参照はp.312-316.
②山本稔 中西富美夫 西川暢也『『赤い鳥』6つの物語』 サンライズ出版,2000,219p. 参照はp.9-10.
③『赤い鳥 復刻版 解説・執筆者索引』 日本近代文学館,1981,85,96p. 参照はp.21.
④新美南吉「ごん狐」『赤い鳥』第3巻第1号,昭和7年1月,p.16-27.
⑤北吉郎『新美南吉童話の本質と世界』 双文社出版,2002,334p. 参照はp.261-312.
⑥鶴田清司『なぜ日本人は「ごんぎつね」に惹かれるのか』 明拓出版,2005,238p. 参照はp.28-42.
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①帯金充利『新美南吉紹介』 三一書房,2001,319p. 参照はp.312-316.
- キーワード
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- 新美南吉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2012032314042212595
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000110554