レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20151113
- 登録日時
- 2016/03/10 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 13:21
- 管理番号
- 児童-2015-06
- 質問
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解決
約40年前、自分が子供の頃に読んだ「白象物語」という本を探している。明治か大正の頃に書かれた物語のように思われる。本文は旧かな遣いで、輪廻転生のお話だった。表紙は緑色で象の挿絵が入っていた。図書館で借りたものではなく、家にあった本だった。
- 回答
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都立DBをキーワード<白象物語>で検索したところ、資料1がヒットした。
内容を確認したところ、フランスの女流作家ジョルジュ・サンドが、孫たちのために書いた童話集「Contes d'une grand‐mere」から何篇かを抄訳したものだと推測される。表題作である「白象物語」は、「Le Chien et la fleur sacree」(犬と神聖な花)という物語の後半部分を抄訳したもの。
資料1は、以下の点で、質問にあった条件に一致している。
・本文が旧かな遣い
・明治~大正期に発行された本ではないが、フランス語の原書は1875年に初版が発行されている
・輪廻転生のお話(主人公が自分の前世を語るという内容)
ただ、装丁だけは質問にあった条件と違っており、全体的に銀色のような感じ。表紙の中央部分に、ジャングルにいる男の子の絵が描かれていて、象の絵はない(本文中の挿絵にはある)。
装丁の違う版が出ているかと思い、国会図書館サーチでキーワード<白象物語><Le Chien et la fleur sacree><Contes d'une grand‐mere>で検索したが、資料1以上に条件に合う資料を見出すことはできなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 文学 (900 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】白象物語 / ジョルジュ・サンド/作 / アルス , 1943 (新日本児童文庫 25) <953/サ21/6>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000189078