レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20210213
- 登録日時
- 2021/07/06 00:30
- 更新日時
- 2021/10/08 14:01
- 管理番号
- 0401002748
- 質問
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解決
隋書の「倭国伝」について
①「倭国伝」の訳が読みたい。
②「倭国伝」に出てくる「阿蘇」に関する部分について解説などが読みたい。
- 回答
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①『倭国伝(中国の古典17)』学習研究社,1985年
p.147に『隋書』の「倭国」部分の訳あり。
②以下の資料を紹介した。
㋐『倭国の都は火国・熊本 史書と遺跡が証明する』小山 顕治/著,現代書館,2015年
㋑国立国会図書館デジタルコレクション(図書館送信参加館限定)
『古代史の海(1)』古代史の海編集会,1995年(永続的識別子info:ndljp/pid/4428399)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4428399/14 (2020年2月現在)
:p.24-33「『隋書』の倭国を考える」関口昌春/著(14-18コマ)の中に「2阿蘇山について」あり。
㋒雑誌『古代史の海』37号,古代史の海編集委員会,2004年
:p.26-34「『隋書倭国伝』の「阿蘇山記事」に関する考察--畿内王権に知られていた阿蘇山」
河越尚司/著
【国会図書館レファレンス協同データベース】
『隋書』倭国伝を見たい
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdsearch/index.php?page=simple&type=reference&st=score&asc=desc&oldkw=&oldmc=25&oldst=score&oldasc=desc&kwup=%E3%80%8E%E9%9A%8B%E6%9B%B8%E3%80%8F%E5%80%AD%E5%9B%BD%E4%BC%9D%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%81%84&schup_btn=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&mcup=25
(2021年2月現在)
- 回答プロセス
-
①『隋書』は抄録や漢文のものは自館所蔵検索ですぐに見つかった。
しかし「倭国伝」は依頼者からのメモに「俀國伝」と書かれており、見つからなかった。
インターネットで「俀國伝」について調べていたところ「倭国伝」という表記があった。
国会図書館サーチで「倭国伝」の訳本が存在するのか確認しようと調べていたところ、「『隋書』倭国伝を見たい」というレファレンス事例を見つけた。
その事例の参考資料に挙げられていた『中国の古典17』を自館で所蔵していることを知っていたため、すぐに現物で内容を確認した。
『中国の古典17』の収録内容は「倭国伝」で、中国の歴史書に出てくる「倭国」「日本」について書かれている箇所を集めて書き下しや現代語訳してあり、その中に『隋書』もあり「倭国」部分が含まれていた。
②は①を調べている際に、自館所蔵検索・国会図書館サーチ・国会図書館デジタルコレクションを使い一緒に見つけたものである。
キーワードは「隋書」×「倭国」や「阿蘇」を追加して検索した。
回答の㋒は自館所蔵資料ではなかったため、複写依頼で対応した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 作品集 (928 10版)
- 参考資料
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- 倭国伝,竹田 晃/編,学習研究社,1985. (隋書 倭国|0115995151|/928/チ/)
- 倭国の都は火国・熊本,小山 顕治/著,現代書館,2015.7 (0140575671|C/203/オ/)
- キーワード
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- 隋書
- 倭国
- 俀國
- 現代語訳
- 書き下し
- 阿蘇
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000301385