レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/08/20
- 登録日時
- 2020/09/16 00:30
- 更新日時
- 2020/09/16 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-200111
- 質問
-
解決
「言霊」の意味について知りたい。
- 回答
-
「言霊」の言葉の意味について,資料1-5をご案内します。以下のような記述があります。 ※【 】内は本館請求記号です。
資料1 国史大辞典編集委員会/編『 国史大辞典 5.』 吉川弘文館, 1985.2【210.03/コ4/5R】
p.922 「ことだま 言霊」の項
「言語にこもる精霊,または霊力をいう。(後略)」
資料2 中田 祝夫/[ほか]編 『古語大辞典』小学館, 1983.12【813.6/1983.Z/R】
p.632 こと-たま【言霊】[名]《「ことだま」とも》の項
「言葉に宿っている霊力。(後略)」
資料3 新村/出∥編『広辞苑, 第6版』岩波新書,2008.1【813.6/2008.1./R】
p.1036言霊【こと・だま】の項
「言葉に宿っている不思議な霊威。(後略)」
資料4 上代語辞典編集委員会∥編『時代別 国語大辞典, 上代編』1967.12【813.6/シ4/R】
p.300 ことだま【言霊】(名)の項
「ことばに宿る霊。(後略)」
資料5 大野 晋/[ほか]編『岩波古語辞典』岩波書店,199.2【813.6/1990.2/R】
p.516 ことたま【言霊】の項
「言葉の持つ神秘的な力。(後略)」
その他,参考に以下資料をご案内します。
資料6佐佐木/隆?著『 言霊とは何か』 中央公論新社, 2013.8【910.23/サタ2013.8】
以下「まえがき」の項にあるとおり,資料6は文献にもとづく「言霊」について記述があるようです。
「まえがき」の項
「(前略)本書のおもな目的は,古代人にとって「言霊」とはどんなものだったのかを具体的に検証することにある。(中略)ことばの威力はどのようなかたちで個々の例に反映しているのかを,『古事記』『日本書紀』『風土記』に載っている神話・伝説や『万葉集』に見える歌などを読みながら,一つ一つ確認していくことにしたい。(中略)これから本書で確認し述べることは,文献の記述にもとづくものであり,私個人の恣意的な解釈にもとづくものではない。あくまでも,実際に文献から何が読みとれるのかという,事実の確認である。(後略)」
- 回答プロセス
-
(1) 資料1-5の辞典で言葉の意味についてご案内した。
(2)当館の蔵書検索で「言霊」のキーワードで検索したところ,資料6が該当したため,参考にご案内した。
著者による「言霊」についての考え等は記載されていないが,「まえがき」や「序章」等に「言霊」の意味についての記載がある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 語源.意味[語義] (812 9版)
- 参考資料
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- 国史大辞典編集委員会/編. 国史大辞典 5. 吉川弘文館, 1985.2【210.03/コ4/5R】:
- 中田 祝夫/[ほか]編. 古語大辞典. 小学館, 1983.12【813.6/1983.Z/R】:
- 新村/出∥編. 広辞苑. 岩波書店, 2008.1【813.1/2008.1/R】:1
- 上代語辞典編集委員会∥編. 時代別 国語大辞典 上代編. 三省堂, 1967.12【813.6/シ4/R】:
- 大野 晋/[ほか]編. 岩波古語辞典. 岩波書店, 1990.2【813.6/1990.2/R】:
- 佐佐木/隆?著. 言霊とは何か. 中央公論新社, 2013.8【910.23/サタ2013.8】:
- キーワード
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- 言霊
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000287155