レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年12月11日
- 登録日時
- 2021/10/29 13:59
- 更新日時
- 2022/03/10 14:41
- 管理番号
- KYUA-0066
- 質問
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解決
文章を作成する際の記述ルールについて、対概念を表す記号は存在するか。またその疑問の解消に役立つ書籍や情報について教えて欲しい。
※質問経緯・詳細
いままで文章中に「対になる概念(以下『対概念』)」を書き表したい時、「⇔」を用いて表現していたが(例:「拡大解釈⇔縮小解釈」)、「⇔」は「(実質的)同値」を表す記号であると知り(例:4a<12⇔a<3)、誤った用法で「⇔」を使っていたことに気が付いた。
しかし、正確な記号を知ろうとインターネットで「対概念 記号」や「論理学 記号」といったワードで検索しても、対概念を表す記号は見つからなかった。
対概念についてはどの記号を用いるべきなのかを知りたい。
- 回答
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対概念ということですが、例示から「反対概念」として解釈させていただきます。
論理学の側面、または、言語学の側面から、事典や基本書を複数確認してみましたが、「反対概念」を表す記号はありませんでした。
一方で、日本国語大辞典(小学館)、大辞林(三省堂)、広辞苑(岩波書店)といった大型の国語辞書、他にも、集英社や学研から出ている中型の国語辞書で反対語の例示がどのように表現されているか確認したところいずれも、「↔」 が使用されておりました。
この結果をどう判断されるかは、質問者様次第ですがもし、中央図書館カウンターにお越しいただけるのであれば、ここにいたる詳細プロセス、そして、この結果をどうとらえるか、さらなる調査が可能かどうかなど、私なりの考えをお伝えしたいと思います。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 文章.文体.作文 (816 10版)
- 言語学 (801)
- 参考資料
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日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部編. 日本国語大辞典 第2版. 小学館, 2000.12-2002.12.
http://hdl.handle.net/2324/1000724221 -
松村明編. 大辞林 第4版. 三省堂, 2019.9.
http://hdl.handle.net/2324/1001685039 , ISBN 9784385139067 - 新村出編. 広辞苑 第7版. 岩波書店, 2018.1.
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日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部編. 日本国語大辞典 第2版. 小学館, 2000.12-2002.12.
- キーワード
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- 文章作法
- 論文作法
- 記号
- 反対概念
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000306701