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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
神奈川大学図書館 (3310064)管理番号
(Control number)
16-07
事例作成日
(Creation date)
2015年05月21日登録日時
(Registration date)
2016年10月25日 10時49分更新日時
(Last update)
2020年04月10日 11時09分
質問
(Question)
平安時代の村上天皇が書いた「弁散楽」についての研究を探している。専論でなくても構わない。
回答
(Answer)
回答プロセスの資料を紹介した。
回答プロセス
(Answering process)
利用者によれば、「弁散楽」は『本朝文粋』という平安時代の資料に所収。また、散楽はのちの猿楽とのこと。
『本朝文粋』新日本古典文学大系27(岩波書店 1992年)を確認したところ、「弁散楽」は巻第3「対冊」に収録されていた。

1. 国史大辞典で、散楽(猿楽)・能楽の項を確認
参考文献として以下の資料が挙げられていた。

・能勢朝次『能楽源流考』(岩波書店 1938年)

2. CiNii Articles で「散楽」などのキーワードを検索
「弁散楽」の記載がある論文が見つかった。なお、山内論文等によれば、「弁散楽」は村上天皇の散楽策問と、それに答えた藤原雅材の対策とのこと。

角田一郎「散楽策問考」(『国文学研究』2号 1950年)
根ヶ山 徹「嗚呼の猿楽から狂言へ--散楽の受容と展開」(『東アジア研究』7号 2009年)
山内益次郎「類聚文芸考--新猿楽記とその周辺」(『国文学研究』21号 1960年)
山口建治「「散楽」日本伝来についての覚え書き(木山英雄教授退職記念号)」(『人文研究』155号 2005年)

※これらの論文より、以下の資料に「弁散楽」への言及があると判明。

・高野辰之『日本演劇史』1巻 (東京堂 1947年)
・浜一衛『日本芸能の源流 : 散楽考』(角川書店 1968年)

3. 当館OPACで「能」「芸能」「本朝文粋」などのキーワードを検索
ヒットした資料の内容を確認したところ、以下の資料に「弁散楽」の記載があった。

・藝能史研究會編『能 : 中世芸能の開花』日本の古典芸能3(平凡社 1970年)

4. Googleで「散楽」などのキーワードを検索

・伊津美緒「逸脱する対策文―『本朝文粋』「散楽策」の再検討」(『古代中世文学論考』7集 新典社 1998-)
菅澤庸子「京都の渡来系氏族・秦氏について―開拓・外交・芸能系譜伝承―」
 (2013年度部落史連続講座講演録 2013年6月7日)

・深澤徹『都市空間の文学 : 藤原明衡と菅原孝標女』(新典社 2008年)

※深澤徹『都市空間の文学』の巻末参考文献より、以下の資料が見つかった。

・大曾根章介『大曽根章介日本漢文学論集』1~3巻(汲古書院 1998年)
 → 1・2巻で若干「弁散楽」について触れている他、3巻で以下の資料で「弁散楽」について述べられていると紹介。
 
・川口久雄『平安朝日本漢文學史の研究』増補合冊再版(明治書院 1964年)
 → 所蔵がなく内容は未確認だが、第16章に言及がある模様。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
演劇史.各国の演劇  (772 9版)
漢詩文.日本漢文学  (919 9版)
参考資料
(Reference materials)
大曾根章介『大曽根章介日本漢文学論集』1~3巻(汲古書院 1998年)
川口久雄『平安朝日本漢文學史の研究』増補合冊再版(明治書院 1964年)
高野辰之『日本演劇史』1巻 (東京堂 1947年)
能勢朝次『能楽源流考』(岩波書店 1938年)
浜一衛『日本芸能の源流 : 散楽考』(角川書店 1968年)
深澤徹『都市空間の文学 : 藤原明衡と菅原孝標女』(新典社 2008年)
伊津美緒「逸脱する対策文―『本朝文粋』「散楽策」の再検討」(『古代中世文学論考』7集 新典社 1998-)
菅澤庸子「京都の渡来系氏族・秦氏について―開拓・外交・芸能系譜伝承―」(2013年度部落史連続講座講演録 2013年6月7日)
http://shiryo.suishinkyoukai.jp/kouza/k_pdf/2013.pdf  (2020年3月30日最終確認)
角田一郎「散楽策問考」(『国文学研究』2号 1950年)
http://hdl.handle.net/2065/42065  (2020年3月30日最終確認)
根ヶ山 徹「嗚呼の猿楽から狂言へ--散楽の受容と展開」(『東アジア研究』7号 2009年)
http://petit.lib.yamaguchi-u.ac.jp/G0000006y2j2/metadata/D300007000004  (2020年3月30日最終確認)
山内益次郎「類聚文芸考--新猿楽記とその周辺」(『国文学研究』21号 1960年)
http://hdl.handle.net/2065/42323  (2020年3月30日最終確認)
山口建治「「散楽」日本伝来についての覚え書き(木山英雄教授退職記念号)」(『人文研究』155号 2005年)
http://hdl.handle.net/10487/3564  (2020年3月30日最終確認)
国史大辞典編集委員会編『国史大辞典』(吉川弘文館 1979年)
藤原明衡編、大曾根章介 金原理 後藤昭雄校注『本朝文粋』新日本古典文学大系27(岩波書店 1992年)
キーワード
(Keywords)
弁散楽
散楽策
猿楽
本朝文粋
漢文
村上天皇
藤原雅材
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
教員 社会人
登録番号
(Registration number)
1000198739解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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