レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年3月11日
- 登録日時
- 2022/05/26 17:01
- 更新日時
- 2022/05/31 16:20
- 管理番号
- 兵尼2022-13
- 質問
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解決
「日展」の昭和初期の作品図版が見たい。
- 回答
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「日展(日本美術展覧会)」は1946(昭和21)年春に第1回が開催されており、大正8年~戦前までは「帝展(帝国美術院美術展覧会)」という名称で開催されていました。
昭和初期の帝展作品集として、国立国会図書館デジタルコレクションにて、以下の資料が送信館(個人登録者)閲覧可能資料となっています。当館所蔵資料と合わせ、利用方法の案内をおこないました。
●国立国会図書館デジタルコレクション送信館(個人登録者)限定資料
(1)『帝国美術院美術展覧会図録』(美術工芸会ほか 1926-1934)第8回(昭和2年)~第15回(昭和9年)の受賞作図録
(2)『帝展集』(画報社) 1929(昭和4)年:帝展第10回/1930(昭和5)年:帝展第11回/1932(昭和7)年:帝展第13回/1933(昭和8)年:帝展第14回/1934(昭和9)年:帝展第15回
●所蔵資料
(3)『日展史 第10巻 帝展編 5』(日展 1983) 北図書館所蔵:貸出・予約可
- 回答プロセス
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1. 「日展」で所蔵調査。北図書館(分館)に『日展史』1-5,10巻を所蔵。また『創美』2007年1号に記事“日展100年”があり、参照する。明治40~大正7年は「文展」、大正8年~10年は「帝展」と称していたことがわかる。昭和5年の伊原宇三郎〈二人〉という作品の図版掲載あり。
2. インターネットにて検索。日展の公式ホームページに明治40年の第1回文展から平成元年の改組新第6回日展までの全回の変遷がまとめられている。
日展について>展覧会の変遷と開催年 https://nitten.or.jp/vicissitudes
3. リサーチナビ「調べ方案内>日展図録」参照。帝展受賞作図録として『帝国美術院美術展覧会図録』(美術工芸会ほか 1926-1934)があることがわかった。
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-101097.php
4. 国立国会図書館デジタルコレクションにて『帝国美術院美術展覧会図録』が送信館公開資料であるを確認。昭和初期(第8~15回)は網羅して閲覧できる様子。
5. さらにデジタルコレクションでタイトル「帝展」で検索すると(2)の資料がヒット。
以上、国立国会図書館デジタルコレクション送信館公開資料と所蔵資料を紹介、利用方法の案内をおこないました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 団体 (706 10版)
- 参考資料
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日展100年 日本の美術界、果てしない模索 pp.108-112 創美 vol.1(2007). 創美, 2007.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005928204-00 , ISBN 9784990376109 (当館請求記号 706/9ショ/1, 当館資料番号 130540197) -
日展 編 , 日展. 日展史 10 帝展編 5. 日展, 1983.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I091849618-00 (当館請求記号 706/9ニツ/10, 当館資料番号 330013019) -
公益社団法人 日展ホームページ>日展について>展覧会の変遷と開催年
https://nitten.or.jp/vicissitudes (サイトへの最終アクセス日:2022年5月27日) -
リサーチナビ 調べ方案内>日展図録
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-101097.php (サイトへの最終アクセス日:2022年5月27日)
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日展100年 日本の美術界、果てしない模索 pp.108-112 創美 vol.1(2007). 創美, 2007.
- キーワード
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- 日展
- 昭和初期
- 帝展
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 書誌的事項調査 所蔵調査 利用案内
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000316582