このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000250781
提供館
(Library)
横浜市中央図書館 (2210008)管理番号
(Control number)
横浜市中央2540
事例作成日
(Creation date)
2018年10月07日登録日時
(Registration date)
2019年01月29日 13時25分更新日時
(Last update)
2019年01月30日 17時33分
質問
(Question)
横浜市保土ケ谷区にあった皇国葡萄酒醸造所とその葡萄園について、生産していた場所を知りたい。
回答
(Answer)
『保土ケ谷区史』(保土ケ谷区史編集部会/編 横浜市保土ケ谷区制70周年記念事業
実行委員会1997.10)によると、「皇国葡萄酒」は明治35年から昭和20年代末まで
保土ケ谷区で生産されており、葡萄園は醸造所を残したまま昭和9年頃に
相模原市南台へ移転したこと(p.268参照)がわかります。
醸造所の住所と移転前の葡萄園の地図については、いくつかある中で参考になりそうな
ものを下記に載せました。
だたし、保土ケ谷区にあった醸造所及び移転した葡萄園が記載されている地図は
見つかりませんでした。
また、葡萄園の住所については移転の前後とも番地まではわかりませんでした。

1 皇国葡萄酒醸造所
 (1)『保土ケ谷区郷土史 下』保土ケ谷区郷土史刊行委員部/編
   保土ケ谷区郷土史刊行委員部 1938.3
   p.1534の会社一覧(昭和11年末現在)に皇国葡萄酒醸造株式会社の所在地
  「峯岡町一、一四七」と記載があり、醸造所の住所が確認できます。
   これは現在の「峰岡町1丁目16番地(『保土ケ谷方面町界町名字界字名変更
   改称並地番更正調書』横浜市役所/編 横浜市役所 1940.11参照)」です。

 (2)『保土ケ谷区史』(書誌事項詳細は上記参照)
   p.267に「保土ケ谷に皇国葡萄酒の醸造所(農事試験場の隣。現、峯小学校付近)や、
   帷子葡萄園(現、横浜国大と常盤園の間に、二町五反歩=約二万五千平方メートル)
   を開設」とあります。

 (3)『神奈川県農業試験場六拾年史』神奈川県農業試験場/編集 
   神奈川県農業試験場 1955.11
   巻頭部分に「保土ケ谷時代の見取図」が掲載されており、神奈川県農業試験場内の
   豚舎の隣に「中垣皇国ブドウ酒醸造所」と書かれています。

2 帷子葡萄園(移転前)
 (1)『横浜市保土ケ谷区全図』横浜市保土ケ谷区/編 横浜市保土ケ谷区役所 1932.12
   横浜市立図書館デジタルアーカイブ「都市横浜の記憶」で閲覧できます。
    http://www.lib.city.yokohama.lg.jp/Archive/dcv/IndexServlet?mode=1&id=12041&r=0&x=0&y=0&uniq=1541672626536
  
   紙面右上にある「保土ヶ谷カントリー倶楽部」の下辺り、峯岡町2285付近に「帷子ブドー
   園」という表記が確認できます。
   これは、現在の横浜国立大学と常盤公園の間にある常盤台住宅の辺りです。
   ちなみに、この当時の醸造所の場所は紙面右側中央部にある「富士瓦斯紡績」工場の
   上辺りに「1146」(醸造所の番地は1147)と書かれていることからも、現在の横浜市立
   峯小学校(かつては神奈川県農業試験場)の近くにあったことが窺えます。
   

 (2)『保土ケ谷区歴史資料地図』保土ケ谷区役所地域振興課 1995.10
   発行当時の地図上に昭和7年当時の主な施設が書かれており、「常盤台公園」の近くに
   「帷子ブドー園」という表記が確認できます。

 (3)『昭和前期日本商工地図集成 第1期 東京・神奈川・千葉・埼玉』
   地図資料編纂会/編 柏書房 1987.6 p.57
   「大日本職業別明細図 鶴見区/神奈川区/保土ヶ谷区 昭和6年7月2日発行」

   保土ケ谷区の地図右上辺りに「帷子葡萄園」という表記が確認できます。
   また、裏面の職業別索引では農園芸の項目で、皇国葡萄酒醸造元として「帷子葡萄園」、
  町名「程ヶ谷峯岡」とあります。

  国立国会図書館デジタルコレクションの図書館送信資料からも確認できます。
   http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8311839
  『大日本職業別明細図』東京交通社/編 東京交通社 1937
  「大日本職業別明細図 鶴見区/神奈川区/保土ヶ谷区 昭和6年7月2日」


3 相模原葡萄園(移転後)
 (1)『横浜会社要覧 昭和15年版』横浜商工聯合調査会/編 村松博生堂 1940.1
   p.244にて本店住所、支店工場、営業課目などがわかります。
   本店の住所は上記の資料1(1)と同様で、支店工場として「神奈川県高座郡大野村(相模原
   葡萄園)」とあります。

 (2)『横浜市史 Ⅱ 資料編 2 地方小作官と農村情勢』横浜市総務局市史編集室/編 横浜
   市 1990.3
   p.550に神奈川県地方小作官であった小塙英太郎の日記(昭和10年7月14日付)に「相模原
   葡萄園(大野村上鶴間字谷口)訪問」とあります。
   これは、現在の小田急相模原駅と相模大野駅の間辺りです。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
商業  (670 8版)
果樹園芸  (625 8版)
日本  (291 8版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000250781解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!