レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/2/9
- 登録日時
- 2019/12/14 00:30
- 更新日時
- 2019/12/27 16:04
- 管理番号
- 葛中-2019019
- 質問
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解決
歌川広重が「四ツ木通用水引ふね」に描いた曳舟川は現在どうなっているのか知りたい。
- 回答
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この絵は、遥か彼方に筑波山を仰ぎ、大きく蛇行した曳舟川での曳舟の様子が描かれていますが、『葛西用水』によれば、風景をより効果的に描くため広重が脚色を行い、実際には現在の葛飾区四つ木付近ではないかと書かれています。曳舟川は1987(昭和62)年整備計画により暗渠化工事が始まり、現在は1990(平成2)年に開園した曳舟川親水公園となっていて、この公園の下を流れています。一部ここから汲みあげて、小川として見ることができます。親水広場の水は、水道水です。
ちなみに、葛西用水路の内、亀有上水が廃止された後に、篠原村(現四つ木)から亀有村(現亀有)辺りまでを「サッパ舟」「サッパコ」という小舟に人を乗せ、土手から縄をかけて曳いたことからこの区間が曳舟川と呼ばれていました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 河海工学.河川工学 (517 9版)
- 参考資料
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1 『葛西用水-曳舟川をさぐる-開館10周年記念合同葛西用水展-2001』 葛飾区郷土と天文の博物館 2001
2 『川の地図辞典 江戸・東京/23区編(フィールド・スタディ文庫 1)』 菅原健二著 之潮 2007,p.127
3 『葛飾区史 増補 下巻』 葛飾区役所/編 葛飾区役所 1985,p.878
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1 『葛西用水-曳舟川をさぐる-開館10周年記念合同葛西用水展-2001』 葛飾区郷土と天文の博物館 2001
- キーワード
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- 葛飾区,河川,曳舟川,葛西用水,曳舟川親水公園
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000270245