レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/02/18
- 登録日時
- 2022/03/02 00:30
- 更新日時
- 2022/03/17 10:33
- 管理番号
- 11442883
- 質問
-
未解決
明治9年ナウマン一行が北アルプスを踏査した時の行動記録が残っていないか。10年前、国会図書館に行き、東京大学に提出された旅行記録を閲覧したが、ごく簡単な内容しか書いてなかった。
- 回答
-
ご照会の事項について、下記の資料およびデータベースを調査しましたが、明治9(1876)年のナウマン博士の北アルプス踏査旅行について詳細な行動記録は確認できませんでした。
[調査済み資料およびデータベース]
【 】内は当館請求記号です。
末尾に*が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション( https://dl.ndl.go.jp/ )インターネット公開資料です。
末尾に**が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション国立国会図書館/図書館送信参加館内公開資料です。
末尾に***が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション国立国会図書館内限定公開資料です。
・東京開成学校第四年報 明治9年 東京開成学校, 明9.12 【特30-878】*
・開成学校講義室発会演説 浜尾新 述. 東京開成学校, 明10.3序 【特26-837】*
・日本山水論. 小島烏水 著. 隆文館, 明38.7 【99-106】*
・日本山岳志. 高頭式 編. 博文館, 明39.2 【23-254】*
・群馬県吾妻郡誌. 群馬県吾妻教育会 編. 群馬県吾妻教育会, 昭和4 【594-120】*
・南アルプスと奥秩父. 山梨県山林会 編. 改造社, 昭和6 【595-366】*
・日本地名大辞典 第4巻. 日本書房 編. 日本書房, 昭和13 【R291.033-N77ウ】*
・日本科学技術史大系 第8巻 (教育 第1) 日本科学史学会 編. 第一法規出版, 1964 【402.1-N685-N】**
・黎明期の日本地質学 : 先駆者の生涯と業績 (地下の科学シリーズ ; 7) 今井功 著. ラテイス, 1966 【450.21-I286r】**
※pp.79-80(51-52コマ目)に明治9(1876)年7月の地質旅行の記述があり、簡単なルートと踏査路線図があります。
・お雇い外国人 第3 鹿島研究所出版会, 1968 【210.61-O968】**
※p.147(77コマ目)に1867年(明治九)七月(原文ママ)の踏査旅行についての記述があります。
・諏訪市史年表 明治以降編 諏訪市史編纂委員会 編. 諏訪市教育委員会, 1972 【GC119-57】**
・諏訪市史 下巻 (近現代) 諏訪市史編纂委員会 編. 諏訪市, 1976 【GC119-143】**
・地質調査所百年史 工業技術院地質調査所創立100周年記念協賛会, 1982.9 【ME8-19】**
・日本の地質学の父エドムント・ナウマンその生涯 糸魚川市教育委員会, 1996.3 【Y121-J6121】
・日本地質の探求 : ナウマン論文集 ナウマン [著], 山下昇 訳. 東海大学出版会, 1996.9 【ME612-G5】
・ナウマン博士データブック : 資料集 糸魚川市教育委員会, 2005.7 【GK468-J11】
・地質学者ナウマン伝 : フォッサマグナに挑んだお雇い外国人 (朝日選書 ; 990) 矢島道子 著. 朝日新聞出版, 2019.10 【GK561-M101】
なお、以下の調査済み資料のうち、「地質学雑誌」は国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が運営するJ-STAGE( https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geosoc/-char/ja )で、「GSJ地質ニュース」は地質調査所ホームページ( https://www.gsj.jp/HomePageJP.html )> 出版物とサービス > GSJ 地質ニュース > GSJ 地質ニュース / バックナンバー( https://www.gsj.jp/publications/gcn/gcn.html )で全文閲覧が可能です。
・ナウマン氏小話、フォッサマグナ、贄川風景 佐川榮次郞 地球学團 編. 博多成象堂,地球 26(4) 1936-10 pp.261-277 【雑26-94】**
・日本に於けるナウマン博士 江原 真伍 立命館文學 = The journal of cultural sciences / 立命館大学人文学会 編 (通号 185) 1960.11 pp.1193-1204 【Z22-364】
・東京開成学校と外人科学者--日本自然科学教育成立史研究-4- 広島大学教育学部紀要. 第一部 / 広島大学教育学部 編 (通号 14) 1965.10 pp.27-38【Z22-88】
・秩父地方の地質研究史(I)--E.ナウマンのことなど. 須藤和人 ; 伊古田恵 ; 杤原義雄 ; 渋谷紘地学教育 = Education of earth science 36(2)(163):1983.8 日本地学教育学会 編. 日本地学教育学会pp.57-66(22-25コマ目)【Z15-168】***
※p.57(22コマ目)に明治9年7月のルートが記載されています。
・ナウマンの日本地質への貢献-1-ナウマンの火山および火山岩研究. 山下 昇 地質学雑誌 96(6) 1990.06 pp.479-491 【Z15-174】
・ナウマンの日本地質への貢献-2-ナウマンの地震研究 山下 昇 地質学雑誌 96(7) 1990.07 pp.561-576 【Z15-174】
・ナウマンの日本地質への貢献-3-ナウマンの関東平野研究 山下 昇 地質学雑誌 96(12) 1990.12 pp.981-994 【Z15-174】
・ナウマンの日本地質への貢献-5-ナウマンの地質構造研究-1-日本地質像への模策 山下 昇 地質学雑誌 98(12) 1992.12 pp.1153-1165 【Z15-174】
・ナウマンの日本地質への貢献-6-ナウマンの地質構造研究-2-日本地質像の総合 山下 昇 地質学雑誌 99(1) 1993.01 pp.47-69 【Z15-174】
・研究余滴 ナウマンとブラウンス 阪口 豊 東京大学史紀要 = Journal of the history of the University of Tokyo / 東京大学文書館 編 (19) 2001.3 pp.35-39 【Z7-1054】
・E.ナウマン著「日本山岳誌大要」全訳 E. Naumann, 山田 直利 訳, 矢島 道子 訳 地学雑誌 120(4) (通号 1037) 2011 pp.692-704 【Z15-169】
・E.ナウマン著「大日本帝国地質調査所の最近の業績」邦訳 山田 直利 訳, 矢島 道子 訳 地学雑誌 122(3)=1048:2013 pp.521-534 【Z15-169】
・E.ナウマン著「富士山」全訳 山田 直利 訳, 矢島 道子 訳 GSJ地質ニュース = GSJ chishitsu news 2(10):2013.10 pp.293-314 【Z74-H306】
・E.ナウマン著「日本における地磁気偏角の永年変化に関する覚書」全訳 E. ナウマン, 山田 直利 訳, 矢島 道子 訳 GSJ地質ニュース = GSJ chishitsu news 3(11):2014.11 pp.334-345 【Z74-H306】
・E.ナウマン著「日本の経済状態と地質調査所について」邦訳. E. ナウマン, 山田 直利 訳, 矢島 道子 訳 地学雑誌 125(2)=1065:2016 pp.257-267【Z15-169】
・E. ナウマン著「日本列島とその住民」邦訳 E. ナウマン, 山田 直利 訳, 矢島 道子 訳 GSJ地質ニュース = GSJ chishitsu news 5(6):2016.6 pp.181-192 【Z74-H306】
・国立国会図書館オンライン ( https://ndlonline.ndl.go.jp/ )
・国立国会図書館デジタルコレクション ( https://dl.ndl.go.jp/ )
・次世代デジタルライブラリー ( https://lab.ndl.go.jp/dl/ )
・レファレンス協同データベース ( https://crd.ndl.go.jp/reference/ )
・東京大学学術資産等アーカイブズポータル( https://da.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/portal/ )
※「ナウマン」、「旅行」などのキーワードを組み合わせて検索すると、ナウマン博士の旅行に関する事務文書を閲覧できます。
・ヨミダス歴史館[当館契約データベース]
※読売新聞1876年7月27日朝刊に「開成学校の鉱山学教師ナウマンが、生徒4人と長野へ実地修業に出発」という記事があります。
インターネットおよびデータベースの最終アクセス日は2022年2月14日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
『日本地質の探究』、『地質学者ナウマン伝』『富山県史』、『滑川市史』など調査済み。滑川市立図書館、滑川市立博物館、富山県公文書館へ調査依頼したが、不明。
- NDC
-
- 地質学 (455 10版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 科学技術(レファレンス)
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000312872