レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/09/25
- 登録日時
- 2014/06/21 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:36
- 管理番号
- M13121110466217
- 質問
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焼き塩の化学式が知りたい。
- 回答
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「塩のことば辞典」によると、塩に含まれるにがりの成分である塩化マグネシウムは6水塩MgCl2・6H2Oで、焼くことによって塩基性塩化マグネシウムおよび酸化マグネシウムに変化することで固結しにくく、流動性の良い塩になり、アルカリ性を示す。どの温度まで焼けば焼き塩というかは定義がないが、変異点の温度は107℃で4水塩、160℃で2水塩、380℃で酸化マグネシウムに変化し始める。通常、加熱により酸化マグネシウムになる、とある。
不可逆的変性が行われたものについて焼き塩といっており、380℃以下の焼成では通常焼き塩とはいわない。とある。
塩化マグネシウム六水和物から塩基性塩化マグネシウムへの熱変性については、「無機化学ハンドブック」のなかに
温度範囲 95~115℃ MgCl2・6H2O→MgCl2・4H2O+2H2O
温度範囲135~180℃ MgCl2・4H2O→MgCl2・2H2O+2H2O
温度範囲185~230℃ MgCl2・2H2O→MgCl2・H2O+H2O
MgCl2・2H2O→MgOHCl+HCl+H2O
温度範囲230℃以上 MgCl2・H2O→MgCl2 +H2O
MgCl2・H2O→MgOHCl+HCl
とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 無機化学 (435 9版)
- 参考資料
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日本海水学会編『塩のことば辞典』 素朴社,2007.6,223p. 参照はp.193.
無機化学ハンドブック編集委員会『無機化学ハンドブック』 技報堂出版,1965.8,13,1360p. 参照はp.1069.
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日本海水学会編『塩のことば辞典』 素朴社,2007.6,223p. 参照はp.193.
- キーワード
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- にがり
- 酸化マグネシウム
- 塩化マグネシウム
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2013121110404266217
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生
- 登録番号
- 1000154787