レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/03/07
- 登録日時
- 2017/12/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:38
- 管理番号
- M17021515383791
- 質問
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100℃以下でもお湯が沸騰する場所は、どんなところか。それはなぜか。
- 回答
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①によると、高い山など、空気が薄いところで100℃以下でも沸騰する。
3776mの富士山の頂上は、わたしたちの住むところよりも空気が薄く、3分の2くらいしかないため、約87.8で沸騰する。また、8848mのエベレストでは約70℃、空気のない宇宙では-50℃でも沸騰する。
②では、水を熱すると、水の分子は自由に動き始めるが、気圧に押さえられているため、低い温度の時には外へ飛び出さない。しかし、気圧が低いと水の分子を押さえつけている力が小さくなるため、低い温度でも沸騰し、それ以上はあがらない。上空500mで約95℃、富士山の山頂では約87℃、チョモランマで約70℃で沸騰する。
③によると、気圧が低いと、水の表面から逃げようとする水分子を抑える力も弱くなるため、水の沸点もさがるとある。また、1気圧が1013?であること、300hPaのエベレストで沸点が70℃、630?の富士山だと87℃、1013?の地上だと100℃と、沸騰温度がイラストで紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 熱学 (426 9版)
- 参考資料
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①左巻健男『熱と温度のひみつ』 PHP出版,2014,63p. 参照はp.41.
②佐々木昭弘『理科のなぞ』 草土文化,2006,111p. 参照はp.54-55.
③夏緑『科学で防災&サバイバル大百科1』 童心社,88p. 参照はp.56.
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①左巻健男『熱と温度のひみつ』 PHP出版,2014,63p. 参照はp.41.
- キーワード
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- 沸点
- 温度
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2017021515383083791
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年)
- 登録番号
- 1000227216