レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年11月23日
- 登録日時
- 2021/03/28 10:10
- 更新日時
- 2021/03/31 15:58
- 管理番号
- 千県中参考-2020-19
- 質問
-
解決
明治時代の軍人多田保房について書かれた資料はあるか。
事前調査事項に挙げた『干城偉績』によると、父は「與十郎」、幼名は「肇」とのこと。
- 回答
-
以下の資料に記載がありました。
【資料1】『日本人物レファレンス事典 軍事篇<近現代>』
p249「多田保房」の項に、簡単なプロフィールと、【資料2】【資料3】に記載があることが書かれています。
【資料2】『20世紀日本人名事典 [2] そ~わ』
p1535「多田保房」の項に、生没年、出身、経歴が6行ほど掲載されています。
【資料3】『講談社日本人名大辞典』
p1159「多田保房」の項に生没年、出身、経歴が6行ほど掲載されています。
【資料4】『日本陸海軍人名辞典』
p296「多田保房」の項に、所属の変遷について3行程度の記載があります。
【資料5】『日本陸軍将官辞典』
p445「多田保房」の項に所属の変遷について4行ほどの記述があります。
【資料6】『時代文化記録集成(22)』
p159「多田保房少将逝く」に亡くなられた経緯、経歴などが記載されています。
- 回答プロセス
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1 明治時代の軍人ということで【資料1】確認。p249「多田保房(ただやすふさ)」にプロフィールと【資料2、3】に掲載されている旨の記載あり。
2 【資料1、2】から陸軍に所属していたことがわかったので、日本十進分類法で「国防・軍事」にあたる「390」、「陸軍」にあたる「396」の棚の資料を調査。【資料4、5】を確認。
4 Googleブックスを「多田保房」で検索し、該当があった資料について、国立国会図書館デジタルコレクションや、当館蔵書にないか検索。【資料6】を確認。
5 多田保房の出身地である石川県の県立図書館にレファレンス依頼。以下のような資料やデータベース等にあたったが、関連する記載は見つからなかったとのこと。
・「石川県関係人物文献検索」
・「石川県関係雑誌記事検索」
・「石川県内新聞記事共同データベース」
・石川県関係人物の人物件名ファイル
・「北國新聞」データベース
・『角川日本姓氏歴史人物大辞典17巻 石川県』
・『家庭の鑑』
・『石川県篤行録』
・『風雪の碑』
・『ほくりく20世紀列伝』
・『石川県人物事典 全巻』
また藩士の先祖由緒帳である「先祖由緒并一類附帳」にも、『干城偉績』に記載されていた多田與十郎、肇の名は見つからなかったとのこと。
(インターネットの最終アクセス:2020年11月23日)
- 事前調査事項
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・『干城偉績』(松本栄著 松本栄 1892)(国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/781683)82-84コマ
・『日本人名大事典 4 タカ-ナ』(平凡社 1979)p149
・『人物レファレンス事典 明治・大正・昭和<戦前>編2<2000-2009>せ~わ』(日外アソシエーツ 2010)p114
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 陸軍 (396 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『日本人物レファレンス事典 軍事篇<近現代>』(日外アソシエーツ 2015)(0106502020)
- 【資料2】『20世紀日本人名事典 [2] そ~わ』(日外アソシエーツ 2004)(0105891640)
- 【資料3】『講談社日本人名大辞典』(上田正昭[ほか]監修 講談社 2001)(0105671421)
- 【資料4】『日本陸海軍人名辞典』(福川秀樹編著 芙蓉書房出版 1999)(0105534754)
- 【資料5】『日本陸軍将官辞典』(福川秀樹編著 芙蓉書房出版 2001)(0105616635)
- 【資料6】『時代文化記録集成(22)』(時代文化研究会 1935.7 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1541021 83コマ)
- キーワード
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- 多田 保房(タダ ヤスフサ)
- 軍人(グンジン)
- 陸軍(リクグン)
- 日清戦争 (1894-1895)(ニッシンセンソウ (1894-1895))
- 日露戦争 (1904-1905)(ニチロセンソウ (1904-1905))
- 照会先
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- 石川県立図書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000295880