レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年4月4日
- 登録日時
- 2021/10/25 11:35
- 更新日時
- 2021/10/27 17:28
- 管理番号
- 静岡郷土-36
- 質問
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解決
1933(昭和8)年7月、陸軍の富士山麓における演習(耐暑・渇水訓練)中に、歩兵が熱中症で亡くなる事故があった。これに伴う慰霊碑「八勇士の碑」はその後移転したと聞くが、現在はどこにあるか?
- 回答
-
・新聞記事検索により「静岡新聞」2015(平成27)年8月10日3pに、「周辺環境の変化に伴って4回移転し、」「碑は現在、裾野市運動公園の東側にある。」と掲載があった。
・『ゼンリン住宅地図 静岡県裾野市 202002』(2020年2月発行 当館請求記号S294.1/12)により、裾野市運動公園東側の陸上競技場と野球場の間、やすらぎの広場東端に「記念碑」の記号が記載されている。
・裾野市運動公園に問い合わせたところ「碑の位置は住宅地図の「記念碑」の位置だが、実際には公園の柵外にあり、公園内から見ることができる」とのことだった。
※裾野市運動公園の連絡先(月曜休園) (令和3年10月現在)
〒410-1104 静岡県裾野市今里1616番地の1
Tel.055-997-7277 Fax.055-997-7233
- 回答プロセス
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1.当館資料を「八勇士」で検索し「八勇士」と「碑」について事故の概要と碑に関する情報を確認したが、明確な位置は不明。
・『史跡が語る静岡の十五年戦争』(静岡県近代史研究会 1994.8)84p
→「御殿場市神山(裾野市営斎場西北170m)」
・『御殿場・裾野・小山郷土史』下巻(勝間田二郎著 1997.10)116-119p
→「大野の片すみ」119p
・『紙魚』(古文書を読む会編 2003.8)185-187p、90-93p
→「大野原のはずれ」185p、「御殿場市神山地先」91p
2.利用者の情報から「移設」とのことで、新聞記事を検索。
「静岡新聞」平成27(2015)年8月10日3pに「周辺環境の変化に伴って4回移転し、」「碑は現在、裾野市運動公園の東側にある。」とあった。
3.『ゼンリン住宅地図 静岡県裾野市 202002』(2020年2月発行 S294.1/12)で裾野市運動公園東側の陸上競技場と野球場の間、やすらぎの広場東端に「記念碑」の記号が記載されており、ここは、御殿場市(神山)に隣接。
4.念のため裾野市運動公園に問い合わせ、「実際には公園の柵外にあり、公園内から見ることはできる」と確認した。
- 事前調査事項
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『史跡が語る静岡の十五年戦争』84ページに掲載あり。
- NDC
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- 陸軍 (396)
- 参考資料
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- 『史跡が語る静岡の十五年戦争』(静岡県近代史研究会 1994.8)
- 『御殿場・裾野・小山郷土史』下巻(勝間田二郎著 1997.10)
- 『紙魚』(古文書を読む会編 2003.8)
- 『ゼンリン住宅地図 静岡県裾野市 202002』(2020年2月発行)
- キーワード
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- 陸軍歩兵第49連隊
- 陸軍歩兵第1連隊
- 照会先
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- 裾野市運動公園
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000306502