レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20201106
- 登録日時
- 2021/02/06 00:30
- 更新日時
- 2021/02/27 10:16
- 管理番号
- 0000201550
- 質問
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解決
「こんこんやまのうさぎが~」で始まる佐賀のわらべうたについて、①佐賀のどの地域のうたか ②誰から採録されたのか知りたい。
- 回答
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1.「佐賀のどの地域のうたか」については、次の資料に記載がありました。
(1)『佐賀のわらべうた』 坂根厳夫、福岡博、平田悦朗/編 音楽之友社 1960
p.58 歌詞:「こんこん小山の子兎は~(略)」。
p.59 「小山の子うさぎ(子守うた)」 楽譜あり。解説:これは、今から40年ほど前の古い唐津の子守うたです。母親が子供に抱く愛情を、子兎と母親の愛情に託してうたったものでしょう。同じように子兎の子守うたは、壱岐や岡山にも残っています。
(2)『日本わらべ歌全集 24 佐賀長崎のわらべ歌』 福岡 博ほか/著 浅野建二ほか/監修 柳原書店 1982
p.90 歌詞:「小山の子うさぎ(兎)」 こんこん小山の 子うさぎは ~(略)。 子守歌としてもうたわれていた。童謡「赤い鳥小鳥」と歌の発想がよく似ている。
p.91 楽譜あり。唐津市。採譜:陶山 聡。
(3)『わらべうた 日本の伝承童謡』 町田 嘉章/編 浅野 建二/編 岩波書店 1979
p.116 歌詞:「小山の子兎(遊ばせ唄) 佐賀」 こんこん小山の子兎は ~(略)。 解説:唐津地方の古い子守唄。母親が子供に抱く愛情を、子兎と母兎の愛情に託して歌ったもので、古く行智編「童謡集」に「ころころやまのうさぎは、なぜにお耳がなご御ざる~(略)とある他、同種の子守唄は殆ど全国に遺存する。→「赤い山青い山」(P89)」
p.117 楽譜あり。
2.「誰から採録されたのか」については、次の資料に記載がありました。
(2)『日本わらべ歌全集 24 佐賀長崎のわらべ歌』 福岡 博ほか/著 浅野建二ほか/監修 柳原書店 1982
p.91 採譜:陶山 聡
p.300 白井 はま(明治42(1909)年 唐津市水主町)、昭和31(1956)年 「小山の子うさぎ」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388)
- 参考資料
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(1)坂根厳夫, 福岡博, 平田悦朗 編 , 坂根, 厳夫, 1930- , 福岡, 博, 1931-2013 , 平田, 悦朗, 1932-. 佐賀のわらべうた. 音楽之友社, 1960.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001016660-00 -
(2)日本わらべ歌全集 24. 柳原書店, 1982.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001623552-00 , ISBN 4840900248 -
(3)町田嘉章, 浅野建二 編 , 町田, 嘉章, 1888-1981 , 浅野, 建二, 1915-. わらべうた : 日本の伝承童謡. 岩波書店, 1962. (岩波文庫)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001028174-00
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(1)坂根厳夫, 福岡博, 平田悦朗 編 , 坂根, 厳夫, 1930- , 福岡, 博, 1931-2013 , 平田, 悦朗, 1932-. 佐賀のわらべうた. 音楽之友社, 1960.
- キーワード
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- こんこんやまのこうさぎ
- わらべうた
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000293530