レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/07/20
- 登録日時
- 2020/09/03 00:30
- 更新日時
- 2020/09/04 09:19
- 管理番号
- 所沢本-2020-015
- 質問
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解決
神武天皇の統治時代の服装、神武東征の時の服装について調べたい。
- 回答
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以下の資料に古代の服装に関する記載があります。
〇『図説日本服飾史事典』 増田美子/編 東京堂出版 2017年
〇『大迫力!写真と絵でわかる古事記・日本書紀』 加唐亜紀/著 西東社 2015年
〇『日本服飾史』 増田美子/編 東京堂出版 2013年
〇『衣服で読み直す日本史』 武田佐知子/著 朝日新聞社 1998年
〇『衣食住の歴史』 西本豊弘/監修 ポプラ社 2006年
- 回答プロセス
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1.参考資料の確認
・『日本大百科全書 12』 小学館 1986年
p.699「神武天皇(じんむてんのう)」の項あり。
「記紀に第1代と伝えられる天皇。(中略)四五歳のとき、船軍を率いて日向を出発し、(中略)難波に上陸して大和に向かおうとしたが、土地の豪族長髄彦(ながすねひこ)の軍に妨げられ(東征)、方向を変え、(中略)ついに長髄彦を倒して、日向出発以来、六年目(『古事記』では一六年以上かかる)で大和平定に成功し、辛酉の年元旦、畝火(橿原市の地)の橿原宮で初代の天皇の位につき、(中略)記紀における神武天皇は、神の代から人の代への接点に位置する神話的な人物であり、即位の辛酉の年(紀元前六六〇年)は中国の讖緯思想によってつくられ、事績には神話的な多彩が濃く、史実を伝えるものはほとんどないといわれる。(後略)」との記載あり。
2.所蔵資料の内容確認
〇『図説日本服飾史事典』 増田美子/編 東京堂出版 2017年
p.6-7「絹の衣服と人工的装身具の発達」の項に古代の服装について記載あり。
p.12-19「胡服の時代」の項に古代の服装について記載あり。
〇『大迫力!写真と絵でわかる古事記・日本書紀』 加唐亜紀/著 西東社 2015年
p.78「神武天皇の東征」の項に「神武天皇御東征」(神宮徴古館所蔵)の絵あり。
p.83に『肇国創業絵巻』から「橿原宮御即位」(吉村忠夫/宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)の絵あり。
p.84-85「神武天皇」の項に、神武天皇の絵あり。
〇『日本服飾史』 増田美子/編 東京堂出版 2013年
p.11-19「第1章 原始衣服の時代〈旧石器時代~弥生時代〉」の項あり。
〇『衣服で読み直す日本史』 武田佐知子/著 朝日新聞社 1998年
p.13に、正倉院宝物の「写経所官人の制服」の写真あり。
p.101-103「邪馬台国の衣服」の項あり。
p.101「(前略)「魏志」倭人伝の時代、三世紀の日本では、袖なし、膝までの長さの、男女同じ形の衣服を着ていた。いわゆる貫頭衣、横幅衣である。(後略)」との記載あり。
〇『衣食住の歴史』 西本豊弘/監修 ポプラ社 2006年
p.52-53「織った布で衣服をつくる」の項あり。
p.52「弥生時代に、中国や朝鮮半島からやってきた人々から、機織りの技術がつたわりました。糸のつくりかた、布の折りかたなどの技術をまなび、機で布を織り、服をつくって着るようになりました。」との記載あり。
p.66-67「はにわがしめす人々の服装」の項あり。
p.66「古墳時代の人々の衣服は、長い年月のあいだにぼろぼろになり、くさってしまったのか、遺跡から出土されていません。しかし、古墳のまわりにならべられた、人をかたどったはにわの服装から推測をすることができます。」との記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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- 図説日本服飾史事典 増田美子/編 東京堂出版 2017.9 383.1 978-4-490-10868-2
- 大迫力!写真と絵でわかる古事記・日本書紀 加唐亜紀/著 西東社 2015.4 210.3 978-4-7916-2066-1
- 日本服飾史 増田美子/編 東京堂出版 2013.4 383.1 978-4-490-20713-2
- 衣服で読み直す日本史 武田佐知子/著 朝日新聞社 1998.6 383.1 4-02-259701-1
- 衣食住の歴史 西本豊弘/監修 ポプラ社 2006.3 210.12 4-591-09042-6
- キーワード
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- 神武天皇
- 古代
- 服装
- 衣服
- 古事記
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000286664