レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年11月10日
- 登録日時
- 2021/02/19 11:44
- 更新日時
- 2021/02/24 16:13
- 管理番号
- 0000110883
- 質問
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解決
戦後(日本がアメリカから独立したときから現在まで)の小中学校の教科書を読みたい。現物でも、特定の教科をまとめたものでもよい。
- 回答
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『国史大辞典』第4巻(国史大辞典編集委員会 編,吉川弘文館,1984.2)p281「教科書」の項によると、戦後、それまでの国定教科書に代わって、昭和24年(1949年)から検定教科書が用いられている。
昭和27年(1952年)に日本が主権を回復して以降の教科書について、網羅的に、または特定の教科を広範囲に収録した資料(図書等)は見当たらなかった。
教科書の現物を所蔵している施設があり、県内では、比較的広範囲に教科書を収集している施設として以下がある。
なお、ウェブサイトの最終確認日は2021年2月19日。
山口県文書館(山口市、当館に併設)
個人からの寄贈をもとにしたコレクション「教科書文庫」がある。
なお、教科書は時代ごとに分類されており、下記ウェブページによると「昭和戦後」は2166件、「平成期」は611件の教科書類(いずれも高校含む。)を所蔵している。貸出しはしていない。冊子の目録としては下記資料1がある。
山口県文書館:教科書文庫
山口県立山口図書館
昭和40年代後半頃から現在までの小・中・高等学校の教科書を所蔵している。県の教科書センターの一つであることから、教科書会社より検定用教科書見本の提供を受けたもので、網羅的ではない。書庫で保存しており、2階調査相談カウンターで年代、学年、教科等を指定して申込むことにより利用できる。貸出しはしていない。また、蔵書登録をしていないため、検索はできない。
なお、小中学校の検定教科書は、非常に多く発行されている。教科書に関する研究機関である公益財団法人教科書研究センター附属教科書図書館の「教科書目録情報データベース」によると、中学校の国語の教科書で823件、同じく歴史の教科書で254件がヒット(全学年、上下巻含む)する。県内に、すべての教科書を網羅的に収集している施設はないものと思われる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375 9版)
- 参考資料
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1.山口県文書館/[編] , 山口県文書館. 山口県文書館収蔵文書仮目録 6. 山口県文書館, 1988.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005950057-00 (p63-93)
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1.山口県文書館/[編] , 山口県文書館. 山口県文書館収蔵文書仮目録 6. 山口県文書館, 1988.
- キーワード
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- 教科書
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000293962