レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/01/29
- 登録日時
- 2020/05/28 15:32
- 更新日時
- 2021/03/02 09:20
- 管理番号
- 関大総図 19Q-24
- 質問
-
SNSについて調べたい。
→レファレンスインタビューをすると、本当に調べたいのは「フェイクニュースについて」だった。
- 回答
-
フェイクニュースの場合はブログ等からの拡散も含まれるため、
「SNS」よりは「フェイクニュース」という言葉そのものをキーワードにして資料を探す方が探しやすいかと思われます。
また、フェイクニュースを取り上げた図書の書名や件名には、
『デマ』『情報操作』『流言』『偽ニュース』というキーワードが使用されているので、
これらのキーワードで調査をすれば、古い事例も見つけられます。
フェイクニュースが拡散した具体的な事例を知る方法として、
新聞データベースで記事を探すこともおすすめできます。
例えば本日の毎日新聞には以下のような記事が出ています。
「余録:幕末の長崎の海軍伝習所で医学を教えたオランダ人軍医ポンペは…」
(2020.01.29 東京朝刊 1頁 政治面)
「(前略)新型肺炎の感染疑いのある観光客が関西空港の検疫を振り切って逃げたとのデマがネット上で拡散、空港検疫所が否定する騒ぎがあった。デマの元は中国版ツイッターにのったという書き込みの画像だが、発信元は不明のままである▲中国では「バナナを食べると感染する」といったデマもネットで飛び交い、日本語に翻訳されるものも多いという。デマも一瞬で国境を越え、時に面白半分で拡散され、時には悪意によって改変されて混乱を広げる危うい時代である▲昔、電話ができたころにコレラは電話で伝染するとの流言が流れたが、古くからの恐怖は新しい情報テクノロジーと相性がいいようである。真偽不明の情報はまず疑い、軽々しく拡散しないようお願いする。」"
この記事は毎日新聞のウェブサイトでも参照できます。
https://mainichi.jp/articles/20200129/ddm/001/070/119000c【最終アクセス2020/06/01】
- 回答プロセス
-
①「SNS、特にその危険性について調べたい」と言うことで、
当初はSNSをめぐるトラブルに関する資料を勧めてみたが、
あまり良い反応が返ってこず。
話をよく聞くと、本当に調べたいのは「フェイクニュースについて」だった。
②「フェイクニュース」をキーワードに本学蔵書検索を検索すると、
「ジャーナリズム」や「ニュース」とともに、「デマ」や「情報操作」といった言葉が件名に使用されていた。
③CiNii Articlesでタイトルに「フェイクニュース」と入れて検索すると、
「偽ニュース」の「偽」に「フェイク」というヨミを振っている記事も確認できる。
③国立国会図書館典拠データ検索・提供サービスで「デマ」を検索すると、
標目「流言」がヒットする。
図書・雑誌記事を検索する際には、これらのキーワードを組み合わせるように伝える。
https://id.ndl.go.jp/auth/ndlsh/00569886【最終アクセス2020/06/01】
④合わせて新聞データベースを検索。
回答にある毎日新聞の記事を発見した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 社会学 (361)
- 参考資料
- キーワード
-
- フェイクニュース
- 流言
- デマ
- 情報操作
- ソーシャルネットワーキングサービス || SNS
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- クイックレファレンス
- 内容種別
- 質問者区分
- 学部生
- 登録番号
- 1000282497