レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/10/02
- 登録日時
- 2019/12/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19100412408070
- 質問
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くしゃみをする時に目を閉じてしまうのはなぜか。
- 回答
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①『あくびはどうして伝染するのか』には、くしゃみをする時に目を閉じることは爆発的な呼気から目を守るための適応であると述べられ、「民間伝承によると目を開いてくしゃみをすると目が飛び出してしまうということだ。」と記載されている。指で目を開いておく、目を開けたくしゃみは、著者がやってみたところ「出かかっていたくしゃみが途中で止まってしまうことがあったのだ」と述べられており、この研究はまだ進行中とのことである。
②『医者も驚いた!ざんねんな人体のしくみ』は、目を閉じる理由について「目を開けたままクシャミをすると、なんと恐ろしいことに、眼球が前へ飛び出してしまう可能性があるからです。」「目を閉じると頬の筋肉が自然と上がるため、それに引きずられる形で鼻の穴が膨らみ、空気が通りやすい状態になるわけです。」と記載しており、眼球脱臼の防止に加えて鼻腔の空気の通りを良くする効果にも触れている。
また、③『いきなりサイエンス』には、「くしゃみで心臓が止まったり、目玉がポロリと落ちたりすることはない。これはあくまでも都市伝説だ。(中略)くしゃみのときにまぶたを閉じるのは、刺激を受けた神経網による自然現象と言っていいだろう」と書かれている。更に神経網による自然現象の例として、まぶしさを感じたときに反射的にくしゃみが出る「光くしゃみ反射」を挙げている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会学 (361 9版)
- 参考資料
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①ロバート・R.プロヴァイン『あくびはどうして伝染するのか』 青土社,2013,265,23p. 参照はp.134-135.
②工藤 孝文『医者も驚いた!ざんねんな人体のしくみ』 青春出版社,2019,185p. 参照はp.124-125.
③ミッチェル・モフィット、グレッグ・ブラウン『いきなりサイエンス』 文響社,2017,189p. 参照はp.106-109.
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①ロバート・R.プロヴァイン『あくびはどうして伝染するのか』 青土社,2013,265,23p. 参照はp.134-135.
- キーワード
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- くしゃみ
- 人体
- 生理学的心理学
- 行動科学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019100412435708070
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000270348