レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/07/14
- 登録日時
- 2022/08/02 00:30
- 更新日時
- 2023/04/28 13:12
- 管理番号
- 12402978
- 質問
-
解決
刊行物『はやと』『はやひと』の第1巻第5号、第2巻第2号、第2巻第3号を所蔵している機関を探しています。
当該資料は鹿児島民俗研究会が昭和12年4月15日に『はやと』として創刊、翌年に『はやひと』と改題しています。
- 回答
-
ご照会の雑誌『はやひと』の2巻2号は、神奈川大学日本常民文化研究所で所蔵しているようです。詳細は当該機関にお尋ねください。
『はやと』1巻5号と『はやひと』2巻3号の当館および他機関の所蔵は見当たりませんでした。
【 】内は国立国会図書館請求記号です。
神奈川大学日本常民文化研究所(http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/)
* 「所蔵資料・図書」>「逐次刊行物」>「民族学振興会旧蔵逐次刊行物 一覧表」
http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/books/mqgqct0000000g1o-att/shinkokai_magazine_list.pdf
* PDFの20ページ目に鹿児島民俗研究会『はやひと』の「2(2)」とあります。
以下では、お探し以外の巻号(あるいは巻号不明資料)を所蔵する機関をご参考までにお知らせします。
成城大学民俗学研究所 編『柳田文庫蔵書目録 増補改訂』成城大学民俗学研究所, 2003.3【UP171-H42】
* 柳田文庫は、民俗学者柳田國男の旧蔵書を中心とするコレクションです。
* pp.455-496:「和漢書の部」>「22. 逐次刊行物」
* p.486:「『はやと』 鹿児島民俗研究会 昭12,13 1~6(欠5)号」、「『はやひと』 鹿児島民俗研究会 昭14 3巻1、3号*」とあります。
* 成城大学民俗学研究所>「所蔵資料」>「柳田文庫」(https://www.seijo.ac.jp/research/folklore/library/)
慶応義塾大学メディアセンターKOSMOS(https://search.lib.keio.ac.jp/)
* 『はやと』「no.1-4(1937)」の所蔵があるようです:https://search.lib.keio.ac.jp/permalink/81SOKEI_KEIO/188bto4/alma990017677140204034
鹿児島大学附属図書館(https://www.lib.kagoshima-u.ac.jp/)
* 図書、私製とありますが、鹿児島民俗研究会の『はやと』を所蔵しているようです:http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16332113
* 統合検索サービス「まなぶたSearch」より検索すると、雑誌『はやと』(1937)というデータが見つかりますが(https://go.exlibris.link/BdrDJYmt)、巻号等詳細は不明です。
[そのほかの主な調査済資料およびウェブサイト]
(1)書誌的事項調査および関連情報
竹田旦 編『民俗学関係雑誌文献総覧』国書刊行会, 1978.12【GB1-48】
* pp.508-509「はやひと」:第1号から第2巻第3号までの目次が掲載されています。第5号は昭和12年11月、第2巻第2号・3号は昭和13年6月刊行となっています。
皓星社 雑誌記事索引集成データベース(ざっさくプラス)(当館契約データベース)
* 『はやと』1巻1号~6号および『はやひと』2巻1~3号の目次が収録されています。情報の出典は「民俗学関係雑誌」となっています。
福岡市博物館「野間吉夫と九州の民芸」(http://museum.city.fukuoka.jp/archives/leaflet/493/index02.html)
* 野間吉夫が、楢木範行や児玉幸多らと鹿児島民俗研究会を組織した旨の記載があります。
学習院大学史料館(https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/)
*「閲覧」(https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/peruse/):蔵書の中には「学習院大学名誉教授 故・児玉幸多氏の寄贈図書「児玉文庫」」が含まれているようです。
* (参考)「刊行物」:「ミュージアムレターNo.18(平成24年(2012)2月16日発行)」>「史料館の蔵書―「文庫」を中心に―」(https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/publication/pdf/ml_18_02.pdf)
「児玉幸多先生著作目録」(『学習院大学史料館紀要』(15) 2009.3 pp.271-305【Z8-2201】)
* p.277:「「講について(二) (『はやと』五、一九三七年一二月)」の記載があります。このほか、児玉幸多氏が『はやと』2~6に掲載した論文についての情報があります。
* 「著作目録凡例」(pp.271-272)において、当該目録は『児玉幸多先生年譜 著作目録』(当館未所蔵)、『児玉幸多先生七十年のあゆみ』【GK75-E8】、『無為斎雑録』【GK75-E9】を基礎とし、国立国会図書館のOPAC、NACSIS Webcat、児玉文庫を参考に作成した旨の記載があります。
* 上述の『児玉幸多先生七十年のあゆみ』および『無為斎雑録』を概観した限りでは、『はやと』の情報は掲載されていませんでした。
『民間伝承 複製版』【Z8-232】
* 昭和12年6月20日号(第2巻第10号):「紹介と批評」中「雑誌の部」にて、『はやと』創刊号の紹介が掲載されています(p.9)。「永井、楢木、野間、築地、西郷の諸氏を世話人として組織された鹿兒島民俗研究會の會報」であることや当分の間隔月発行である旨の記載があります。
池田弥三郎 [等]編『日本民俗誌大系 第2巻 (九州)』角川書店, 1975【GB641-30】
* pp.492-503「参考資料文献」:昭和11年の柳田国男が鹿児島に来た機会に、楢木範行らにより鹿児島民俗研究会が創立されたとの記載があります(p.492)。
(2)所蔵機関調査
国立歴史民俗博物館(https://opac.rekihaku.ac.jp/search/)
国立民族学博物館(https://www.minpaku.ac.jp/)
国際日本文化研究センター(https://tosho1n.nichibun.ac.jp/?page_id=15)
国立国会図書館『全国公共図書館逐次刊行物総合目録』第1-6巻 1963-1968【027-Ko548t3】
* 国立国会図書館デジタルコレクション(個人・図書館送信対象資料)
ディープ・ライブラリー(https://dlib.jp/)
WorldCat(https://www.worldcat.org/)
カーリルローカル(https://calil.jp/local/)
國學院大學図書館(https://kaiser.kokugakuin.ac.jp/)
早稲田大学学術情報システム WINE(https://waseda.primo.exlibrisgroup.com/)
山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム 横断検索(https://opac.rikkyo.ac.jp/hybrid/)
日本の古本屋(https://www.kosho.or.jp/)
ウェブサイトの最終アクセスは2022年7月13日です。
2023年4月28日追記-----------
『はやと』『はやひと』の所蔵機関について情報提供をいただきましたので、追記します。
鹿児島県歴史・美術センター黎明館の川邉コレクションに、『はやと』第1巻第5号、『はやひと』第2巻第3号を含めた所蔵があるようです。
菊野 智美「鹿児島県指定有形文化財 川邉コレクション 目録」(『黎明館調査研究報告』18 2005 pp.13-81【Z8-2739】)
* pp.40-63「3 文献目録」のp.51:項番487に、書名「はやと」、備考「非売品 第1号~第6号、第2巻第1号~第3号(第2巻第1号から『はやひと』に改題)」、数量「9」とあります。
上記の資料は、インターネット上でも公開されています。
鹿児島県ホームページ>教育・文化・交流>文化・芸術>鹿児島県歴史・美術センター黎明館>調査・研究>黎明館調査研究報告
・第18集「鹿児島県指定有形文化財川邉コレクション目録-2/4」
http://www.pref.kagoshima.jp/ab23/reimeikan/siroyu/kiyou1.html
ウェブサイト最終アクセス:2023年4月28日
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
国立国会図書館サーチ、国立国会図書館デジタルコレクション、CiNii Books、鹿児島県立図書館蔵書検索、カーリル
- NDC
-
- 逐次刊行物 (305 10版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 人文(レファレンス)
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000319464