レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年01月16日
- 登録日時
- 2021/01/25 17:20
- 更新日時
- 2021/09/21 09:54
- 管理番号
- 関大総図 20A-30J
- 質問
-
ヨーロッパの地名について、フランス語・イタリア語・ドイツ語による表記方法を知りたい。
何を参照すればよいか。
- 回答
-
多言語で地名を調査するツールとして、
例えば以下のようなものが考えられます。
①ハンディな事典
『コンサイス外国地名事典』
見出しのスペルには現地で使用されている言葉が記載されています。
また主要な都市は【別称】として、他言語の地名が記載されています。
ただし常に仏独伊の名称が併記されているわけではありません。
例1)p.1034ミラノ(伊:Milano) 別称:Milan(英・仏)・Mailand(独)
例2) p.1034ミュンヘン(独:München)別称:Munich(英)
*ミュンヘンの項目にはフランス語もMunichであることや、イタリア語のMonaco di Bavieraは記載なし。
②オンライン情報
『GeoNames』(フリーコンテンツ)
http://www.geonames.org/ 【最終アクセス2021/01/25】
検索結果で表示される地名は英語表記ですが、
「Alternate names」をクリックすると、
各国言語での標記を確認する事ができます。
*『GeoNames』のデータについて
データの元になっているのはWikipediaですが、
情報は常に校正されており、ある程度の信頼性は保てるかと思われます。
『GeoNames』はクリエイティブ・コモンズで公開されていますので、自由に加工・引用できますが、
CC-BYなので利用の際は『GeoNames』のデータを参照していることを明示する必要があります。
- 回答プロセス
-
一般的な「地名の別表記」という話だったので、
以下の流れで調査した。
①辞書
当館のレファレンス室を中心に、
地名辞典をピックアップした。
②ウェブ情報
当初は国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が作成した
「多言語地名検索サーバGeoWiki」を紹介することを考えたが、
ウェブサイトの情報が古く、リンク切れもあったため『GeoNames』の方を案内した。
「多言語地名検索サーバGeoWiki」 *農研機構ウェブサイト
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/narc/2007/narc07-47.html【最終アクセス2021/01/25】
もし特定の地名(例えば『GeoNames』に出てこないような小さな村等)
について表記を調べたいということであれば、
具体的な地名を挙げて再度ご相談頂きたい旨申し添えて完了とした。
- 事前調査事項
- NDC
-
- ヨーロッパ (293)
- 参考資料
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- 三省堂編修所[編] ; 谷岡武雄[監修]. コンサイス外国地名事典 改訂版. 三省堂, 1985. , ISBN 4385153353 (当館請求記号 R*290.3*K2*1(2), 当館資料番号 302700986)
- キーワード
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- 地名--辞書
- 地名--ヨーロッパ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000292919