レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20191107
- 登録日時
- 2021/04/17 00:30
- 更新日時
- 2021/04/17 00:30
- 管理番号
- 徳参20191102
- 質問
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解決
赤穂浪士の時代の日本漢詩の訳文を知りたい。(12点)
- 回答
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12点すべて漢詩の体裁になっていない。
篆書や行草書のものが多く、判別できないものは調査不能。
後でお話を伺うと、すべて屏風に書かれている文章であるとのこと。
意味が判明したのは以下の2点
(1)「忠魂義魄」
A.『大辞泉 下巻(せ-ん)第2版』 小学館大辞泉編集部/編 小学館 2012.11
p.2345右 ちゅうこんぎはく 忠義のために死んだ人のたましい。忠魂。
(2)「志以發言 言以出信 信以立志」
B.『新釈漢文大系 32:春秋左氏伝3 鎌田正/著』 明治書院 1977.12
襄公二十七年
p.1098 読み下し文「志は以て言を發し、言は以て信を出し、信は以て志を立て」
p.1101 通釈 「そもそも志があってこそ言葉となって表れ、言葉に表\\\すからには信義を守り、
信義を守ってこそ志がかなえられるもの」
他の10点には「赤穂義士」「泉岳寺」という言葉が出てくるものが多いため、赤穂義士に関する資料
(墓碑銘、書簡、辞世句等)を調査するが、該当する文章は見つけられなかった。
調査した主な資料
C.『赤穂義士事典』 赤穂義士事典刊行会/編 赤穂義士事典刊行会 1972.2
代表的な古記録、義士の詩歌・俳諧、元禄\\\義挙に関係ある神社・仏閣・遺跡 など
D.『歴史と旅 1999.3.10増刊』第26巻第5号 秋田書店
赤穂義士銘々伝、赤穂事件関係全国遺跡総覧 など
E.『歴史と旅 1999年2月号』 第26巻第3号 秋田書店
泉岳寺の赤穂事件墓碑ガイド など
F.『国指定史跡浅野長矩墓および赤穂義士墓改修報告書』 泉岳寺/ほか編 泉岳寺 2000.3
墓碑等の写真があるが、文章は判別できない。
G.『赤穂義士碑文集』辻岩雄/編 1922 国立国会図書館デジタル化送信資料(インターネット公開)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1182186 (最終確認2019.11.8)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
-
- 大辞泉 下巻(せ-ん)第2版 (813.1シヨ2p.2345小学館大辞泉編集部/編 小学館 2012.11)
- 新釈漢文大系32:春秋左氏伝3 (082シン1-32p.1098,1101明治書院 1977.12)
- 赤穂義士事典 (210.52アコ赤穂義士事典刊行会/編 赤穂義士事典刊行会 1972.2)
- 歴史と旅 1999.3.10増刊 (210.05レキ秋田書店)
- 歴史と旅 1999年2月号 (210.05レキ秋田書店)
- 国指定史跡浅野長矩墓および赤穂義士墓改修報告書 (709.1Lセン泉岳寺/ほか編 泉岳寺 2000.3)
- キーワード
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- 赤穂義士 碑文
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000297233