レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/12/04
- 登録日時
- 2020/04/09 00:30
- 更新日時
- 2020/04/09 00:30
- 管理番号
- 6001041750
- 質問
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解決
「良源遺告」の全文を読みたい。
- 回答
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「良源遺告」で検索したが、そのタイトルの資料は見当たらなかった。
良源は平安時代の僧侶だと聞き、『日本仏教史大事典』などを調べると、良源の諱号が「慈恵(慧)」だと判明した。そのため、キーワード「慈恵 遺告」で検索したところ、次の資料が見つかった。
・『日本名跡叢刊 13 平安;慈慧大師自筆遺告』(小松茂美/監修 二玄社 1977)
※全文の影印・翻刻・書き下し文が掲載されている。
また、『良源 新装版(人物叢書)』(平林盛得/著 吉川弘文館 1987.11)p.230 基本史料の項目から、次の資料にも良源の遺告が掲載されていることがわかった。
・「天台座主良源遺告」(『平安遺文』巻二)
・(慈恵大僧正御遺告)(『群書類従』<釈家>巻二四)
掲載箇所は次の通り。
1.『平安遺文』収録
平安遺文フルテキストデータベース(https://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller 2019/12/13現在)にて、「天台座主良源遺告」が天禄3年5月3日・文書番号305であると特定し、以下の資料で全文の掲載を確認した。
・「三〇五 天台座主良源遺告 廬山寺文書」『平安遺文 古文書編 第2巻 自安和(三〇一)至寛徳(六三〇)』(竹内理三/編 東京堂 1964)p.441-448
※白文のみ。
2.『群書類従』収録
・「慈恵大僧正御遺告」『新校群書類従 第19巻 釈家部 2.雑部 1』(塙保己一/編纂 名著普及会 1977)p.292-298
※訓読文のみ。末尾に寛政五年 法印権大僧都守満による底本の由来を記した跋文がある。
翻刻の底本により異同があるため、複数の資料を提供した。
[事例作成日:2019年12月13日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏教 (180 10版)
- 参考資料
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- 日本仏教史辞典 今泉/淑夫∥編 吉川弘文館 1999.11 (1070)
- 日本名跡叢刊 13 小松/茂美∥監修 二玄社 1977
- 良源 平林/盛得∥著 吉川弘文館 1987.11 (230)
- 平安遺文 古文書編 第2巻 訂正版 竹内/理三∥編 東京堂 1964 (441-448)
- 新校群書類従 第19巻 塙/保己一∥編纂 名著普及会 1977 (292-298)
- https://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller (平安遺文フルテキストデータベース(2019/12/13現在))
- キーワード
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- 良源(リョウゲン)
- 慈恵大師(ジエダイシ)
- 延暦寺(エンリャクジ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000280373