レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年06月15日
- 登録日時
- 2021/10/16 16:29
- 更新日時
- 2021/11/26 19:37
- 管理番号
- 大分県立郷土-2021-010
- 質問
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解決
八幡神社の「八幡」の由来は何か。
- 回答
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諸説あり。
【1】『八幡神社 歴史と伝説』神社と神道研究会/編 勉誠出版 2003.10
p99 「(中略)この「八幡」の名称は応神天皇光琳の時、天より八つの幡が降下して産屋の上を覆ったこと(『三社託宣抄』)や、赤幡八流が虚空になびいたこと(『水鏡』)等に基づき(中略)「八」は多さを表し、「幡」は「旗」に通じた。この旗も単なる目印ではなく神の依り代と考えられ、八幡とは文字通り「多数の幡を立てて祀る神」である。」
p183「神功皇后は朝鮮出兵の往復、津島を通った。この島に神を祀って戦勝を祈り、洋上の安全を願った。その祭壇に飾られたのが八旒の旗だった。」とある。
【2】『八幡信仰事典』中野 幡能/編 戎光祥出版 2002.2
p39~42 八幡の由来、八幡信仰のはじまりについて記述あり。
【3】『八幡神とはなにか』飯沼 賢司/著 角川書店 2004.6
p19「福永光司は、「八幡」とは中国の唐の時代に確立した軍隊の制度を象徴する「八幡・四鉾」制に由来しており、軍隊の「幡」であるとの説を立てている」とある。
- 回答プロセス
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1.八幡、神社関係の資料を所蔵検索し、確認
- 事前調査事項
- NDC
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- 神道 (170)
- 参考資料
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神社と神道研究会 編 , 神社と神道研究会. 八幡神社 : 歴史と伝説. 勉誠出版, 2003.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004275685-00 , ISBN 4585051287 (p99,183) -
中野幡能 編 , 中野, 幡能, 1916-2003. 八幡信仰事典. 戎光祥出版, 2002. (神仏信仰事典シリーズ ; 6)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003063888-00 , ISBN 4900901210 (p39~42) -
飯沼賢司 著 , 飯沼, 賢司, 1953-. 八幡神とはなにか. 角川書店, 2004. (角川選書 ; 366)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007383005-00 , ISBN 4047033669 (p19)
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神社と神道研究会 編 , 神社と神道研究会. 八幡神社 : 歴史と伝説. 勉誠出版, 2003.
- キーワード
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- 八幡神
- 八幡神社
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000306141