レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年07月23日
- 登録日時
- 2022/10/29 16:13
- 更新日時
- 2022/12/01 17:58
- 管理番号
- 相橋-R4-23
- 質問
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解決
空海が最澄に宛てた尺牘(せきとく)『風信貼(ふうしんじょう)』の現代語訳が見たい。
- 回答
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①を提供した。
- 回答プロセス
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市内OPACにてキーワード“空海”で検索したところ、以下の資料が見つかった。
①『空海と最澄の手紙』 高木しん元/著 法蔵館 1999 (自館請求記号:188.5)
p119-121「空海の手紙 59 最澄宛 風信雲書、天より…」
該当の書き下し文、現代語訳、解説あり。
p121-122「空海の手紙 60 最澄宛 忽ちに枉書を抜き…」
該当の書き下し文、現代語訳、解説あり。
p122-123「空海の手紙 61 最澄宛 忽ちに書札を恵まれ…」
該当の書き下し文、現代語訳、解説あり。
②『書道技法講座 37新装版 <行書> 風信帖・灌頂記』 空海/著 天石東村/編 二玄社 2000 (自館請求記号:728.8)
p77-78「風信帖(一)(二)」の項に、「風信帖」全文12行中はじめの8行のみ書あり。
p79「風信帖(三) 忽披帖」の項に、「忽披帖」全文7行中はじめの4行のみ書あり。
p80-81「風信帖(四)-忽恵帖(一) 風信帖(五)-忽恵帖(二)」の項に、「忽恵帖」全文11行中はじめの8行のみ書あり。
後日、GoogleBooks(http://books.google.co.jp/books?hl=ja 2022/09/19 最終確認)にてキーワード“空海 風信帖”で検索したところ、以下の資料が見つかった。
③『NHK国宝への旅 10』 NHK取材班/著 日本放送出版協会 1988 (自館請求記号:709)
p44-45「空海・風信帖 京都 東寺」の項に、「国宝 風信帖(ふうしんじょう)(平安時代)。空海が比叡山の最澄へあてた手紙3通からなる1巻。1通目の冒頭に“風信雲書(ふうしんうんしょ)”とあることから、「風信帖」という名が生まれた。東寺蔵」と解説された書あり。
p48-49「空海・風信帖 京都 東寺」の項に、「風信帖の2通目。1通目と区別するために冒頭の2文字をとって「忽披帖(こっぴじょう)」と呼ばれる。平安仏教をともに代表する空海と最澄とは、手紙で親交を深めた」と解説された書あり。
p50-51「空海・風信帖 京都 東寺」の項に、風信帖の3通目「忽恵帖(こっけいじょう)」。3通とも同時期に書かれたが、書の味わいが違っていて、空海の筆づかいの自在さが伝わってくる」と解説された書あり。
p62「空海・風信帖 京都 東寺 ●天翔(あまがけ)る書 空海、人と書と 榊 莫山」の項に、「『風信帖』釈文 『風信帖』大要」として「風信帖」「忽披(コッピ)帖」「忽恵(コッケイ)帖」それぞれの書き下し文と概要あり。
以下は市内他館に所蔵あり。
④『最澄と空海 交友の軌跡』 佐伯有清/著 吉川弘文館 1998 (市内請求記号:188.4)
該当の現代語訳なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188)
- 参考資料
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- 『空海と最澄の手紙』 高木しん元/著 法蔵館 1999
- キーワード
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- 空海
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000323198