レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年11月21日
- 登録日時
- 2015/08/25 10:22
- 更新日時
- 2015/12/14 17:05
- 管理番号
- ASK0000025300
- 質問
-
解決
鎌倉の大仏が津波に流されたことがあるという話を聞いた。そのようなことがあったのかを調べたい。
- 回答
- 回答プロセス
-
鎌倉の大仏に限定されていますので、地方の歴史についての情報を探します。
「リサーチ・ナビ」トップ>調べ方案内>歴史・地理・哲学・宗教 >地方史に関する文献を探すには(主題書誌)
地方の歴史情報については、たとえば各地の県立図書館で所蔵している郷土関係資料が 手掛かりとなりますので、神奈川県立図書館のOPACを検索してみます。(上記ページにリンクあり)
【神奈川県立の図書館OPAC】
キーワード「大仏 津波」で検索します。
図書2点については、おおまかな内容が注記に記載されており、以下の資料に該当しそうな内容があるようです。
「トピックス 鎌倉の明応津波~大仏殿は流されたのか?」
温泉地学研究所 観測だより / 神奈川県温泉地学研究所編集部会編, 通巻63号(2013.4)
この資料は、発行している神奈川県温泉地学研究所のWebサイトで本文が公開されています。
神奈川県温泉地学研究所>刊行物>観測だより>観測だより第63号
また、県内記事の2点については新聞記事で、どちらもお問合せの内容に関連するようです。
・大津波「千年に一度」対策を 東日本大震災や古文書に教訓 専門家ら必要性を訴え「鎌倉大仏まで到達」 (朝日新聞 朝刊 横浜版 2011年9月1日)
・明応東海地震の古文書裏付けへ 県が津波痕跡探る 鎌倉大仏(神奈川新聞 朝刊 2011年12月6日)
朝日新聞は、東京大学で使えるデータベースのポータルサイト「GACoS(ガコス)」から 新聞記事データベースを利用できます。 GACoSで「資料タイプ:新聞記事」「本文の言語:日本語」「全文あり」で検索し、 「朝日新聞オンライン記事データベース」をクリックします。 キーワード「大仏」、該当の日付(2011年9月1日のみ)で検索します。誌面イメージの印刷も可能です。
学内で所蔵している新聞については、【東京大学附属図書館新聞所蔵リスト】(Excelファイル)も参考になります。 神奈川新聞は社会情報研究資料センターが最近2年分を保存しています。
なお、朝日新聞の記事によると該当の津波は明応の地震によるものということがわかりますので、 キーワードを「明応 地震」等変更して、再度各データベースを検索してみることもおすすめします。
また、記事中にある「鎌倉大仏縁起」も、東京大学OPACで書名で検索すると、高徳院が2002年に刊行した図書があります。
過去の地震・津波等に関して調べる場合には、「リサーチ・ナビ」の「過去の災害を調べる」も参考になります。
『日本被害津波総覧』、『日本被害地震総覧』は学内でも所蔵しています(OPACで検索してください)。
この他、鎌倉の大仏について、以下の記事も参考になります。
【国立国会図書館 レファレンス協同データベース】より「鎌倉の大仏が露座になったのはいつですか。」
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 鎌倉大仏
- 明応地震
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 研修後の課題として作成したQ&Aです。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000178928