レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/06/12
- 登録日時
- 2017/08/01 00:30
- 更新日時
- 2017/08/13 17:15
- 管理番号
- 6000034422
- 質問
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解決
韓国のホットックと、日本のおやきは、ルーツに関係があるか?
- 回答
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ホットックとおやきのルーツに関係があるという資料は見つからなかった。
●『韓国伝統文化事典』(国立国語院/編 教育出版 2006) P.72
●『あんこのことがすべてわかる本』(芝崎 本実/あんこ事典監修 誠文堂新光社 2016) P.66
●『「和の食」全史』(永山 久夫/著 河出書房新社 2017) P.28
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- 回答プロセス
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●『47都道府県・こなもの食文化百科』(丸善出版)
島根県、鳥取県の郷土料理(おやき)、長野県、山梨県の郷土料理(お焼き)として記載がある。
長野県のお焼きについて、「もともとは、室町時代の菜(サイ)饅頭の名残といえる蒸し上げた菓子といわれている」(P.148)
●『菓子 新・食品事典 10』(真珠書院)
「おやきは昔から各地の山村でつくられ、主食あるいは主食兼副食、おやつとして食べられてきた」とある。(P.64)
●『「和の食」全史』(永山 久夫/著 河出書房新社 2017)
長野県のおやきについて、「そのルーツは縄文粉食にまでさかのぼれるのではないだろうか。長野県八ヶ岳南麓からはたくさんの縄文遺跡が見つかっている。粉食も盛んに行われており、パン状やカリントウ状の炭化物が出土している」とある。(P.28)
●『韓国伝統文化事典』』(国立国語院/編 教育出版 2006)
トックについて記載あり。
「トックは、穀物の粉を蒸し器に入れて蒸したり、蒸したものを再び臼やもち板にのせてついたり、こねたりしてつくる食べ物の総称である」、
「韓国人がいつからトックを食べていたか正確にはわからないが、かなり昔からであると思われる。楽浪遺跡から出土した青銅と土でつくった蒸篭や、三国時代の古墳壁画に描かれた蒸篭で食べ物を蒸している様子などが推測を裏づける」とある。(P.72)
●『あんこのことがすべてわかる本』(芝崎 本実/あんこ事典監修 誠文堂新光社 2016)
「米を粉にしてから蒸して、甘みをつけたものがシルトック」「日本では鹿児島名物として知られる「かるかん」というお菓子はシルトックに近いといわれ、朝鮮から帰化した人から伝わったのではないかという説もあります」と、ある。(P.66)
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383)
- 食品.料理 (596)
- 参考資料
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- 『47都道府県・こなもの食文化百科』成瀬 宇平/著 丸善出版
- 『菓子』河野 友美/編 真珠書院
- 『「和の食」全史』 永山 久夫/著 河出書房新社
- 『韓国伝統文化事典』国立国語院/編 教育出版
- 『あんこのことがすべてわかる本』 芝崎 本実/あんこ事典監修 誠文堂新光社
- キーワード
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- 菓子(カシ)
- 韓国料理(カンコクリョウリ)
- ホットック(ホットック)
- お焼き(オヤキ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000219641