レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年08月18日
- 登録日時
- 2014/08/18 16:52
- 更新日時
- 2020/02/20 18:28
- 管理番号
- 鎌中ー2014045
- 質問
-
解決
鎌倉簡易裁判所の敷地にある石碑について知りたい。骨がたくさん出てきた場所らしい。
- 回答
-
「万霊供養塔」(ばんれいくようとう)です。
江戸時代からたくさん骨の出てくる場所で、「骨塚」が建っていました。
昭和28年から3回にわたり発掘調査が行われ、大量の中世の人骨や牛馬の骨が出土しました。
これら無縁の発掘骨を供養するため、昭和37年6月に建立されました。
- 回答プロセス
-
①石碑だというので、鎌倉にたくさんある青年会が建てた史跡の碑かと思ったが、人骨が出てきたというならそれではない。
②「かまくら子ども風土記」で簡易裁判所のあたりについて書かれた部分を見たところ、「万霊供養塔」だとわかった。
以前から「骨塚」があった場所らしい。
③「骨塚」で検索したところ、「鎌倉の「骨塚」に関する一考察」という本がヒット
④③の本を見る限り、現在「由比ヶ浜中世集団墓地遺跡」と呼ばれている遺跡の一部らしい。
⑤由比ヶ浜中世集団墓地遺跡の発掘調査報告書を見る
⑥中世の送葬や墓制について書かれた本を見る
⑦中世鎌倉の発掘について書かれた本を見る
⑧単純に史跡めぐりの本を見る
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 8版)
- 日本 (291 8版)
- 通過儀礼.冠婚葬祭 (385 8版)
- 参考資料
-
- 『かまくら子ども風土記 第13版』 鎌倉市教育センター 鎌倉市教育委員会 2009 【K1 291.3】
- 『鎌倉の「骨塚」に関する一考察』 橋本幸雄 平成17 【K1 210.2】
- 『由比ヶ浜中世集団墓地遺跡』 玉川文化財研究所 2005 【K1 210.2】
-
『誰も書かなかった鎌倉』 金子晋 講談社 1983 【K1 291.3】
p108~ 万霊を弔う -
『鎌倉史跡散策(上)深く歩く 増補版』 神谷道倫 かまくら春秋社 平成21 【K1 291.32】
p225~ - 『中世都市鎌倉 遺跡が語る武士の都』 河野眞知郎 講談社 1995 【K1 210.2】
- 『中世都市鎌倉と死の世界』 五味文彦 齋木秀雄編 高志書院 2002 【K1 385.6】
- キーワード
-
- 由比ガ浜
- 集団墓地
- 遺跡
- 鎌倉簡易裁判所
- 碑
- 供養塔
- 人骨
- 中世考古学
- 由比ヶ浜中世集団墓地遺跡
- 骨塚
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 小中学生 社会人
- 登録番号
- 1000158447