レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/04/29
- 登録日時
- 2014/05/02 00:30
- 更新日時
- 2014/05/04 14:59
- 管理番号
- 6000016062
- 質問
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解決
「美しく青きドナウ」で知られるヨハン・シュトラウス(子)はどのような宗教を信仰していたか。シュトラウスという音楽家が哲学者のニーチェの著作に関する曲を作ったと聞いたことがあるが、同一人物かどうかも合わせて知りたい。
- 回答
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『ヨハン・シュトラウス 「ワルツ王」の喜びと悲しみ』などの記載によると、ヨハン・シュトラウス(1825-1900)はプロテスタント。なお交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」を作曲したリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)とは別人。
- 回答プロセス
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76(音楽)の書架を探す。
『ヨハン・シュトラウス 「ワルツ王」の喜びと悲しみ』(リブリオ出版)p166に、ヨハン・シュトラウスは3人目の妻アデーレとの結婚のため、離婚を認めるプロテスタント国に籍を移したとの記載があり。またp185にも、プロテスタントに改宗したとの記載があり。なおp195によると、曽祖父のヨハン・ミヒャエル・シュトラウスの代にウィーンに移り、カトリックに改宗したとのこと。
『ヨハン・シュトラウス ワルツ王と落日のウィーン』(中央公論新社)p19、p180-184にもアデーレとの結婚やヨハン・シュトラウスの先祖についての記載があり。
『ヨハン・シュトラウス 初めて明かされたワルツ王の栄光と波乱の生涯』(音楽之友社)はヨハン・シュトラウス(子)の詳細な伝記。p180にアデーレとの結婚のために「新教徒に改宗」したとの記載があり。巻末の人名索引にはニーチェの名はなし。
なお『岩波=ケンブリッジ世界人名辞典』(岩波書店)p448-449には「シュトラウス」が6名載っており、うち作曲家は4名。「美しく青きドナウ」を作曲したのはヨハン・シュトラウス(子)、交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」を作曲したのはリヒャルト・シュトラウスとのこと。
『作曲家別名曲解説ライブラリー 9 R・シュトラウス』(音楽之友社)p62-69に「交響詩 ツァラトゥストラはこう語った」の解説や、リヒャルト・シュトラウスとニーチェとの関連についての記載があり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽史.各国の音楽 (762 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 『ヨハン・シュトラウス』 ひの まどか/著 (リブリオ出版)
- 『ヨハン・シュトラウス』 小宮 正安/著 (中央公論新社)
- 『岩波=ケンブリッジ世界人名辞典』 デイヴィド・クリスタル/編集 (岩波書店)
- 『作曲家別名曲解説ライブラリー9』 音楽之友社/編 (音楽之友社)
- 『ヨハン・シュトラウス』 フランツ・エンドラー/著 (音楽之友社)
- キーワード
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- ヨハン・シュトラウス(ヨハン・シュトラウス)
- キリスト教(キリストキョウ)
- 宗教(シュウキョウ)
- 音楽(オンガク)
- 伝記(デンキ)
- 人物(ジンブツ)
- オーストリア(オーストリア)
- ウィーン(ウィーン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000152868