レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/02/06
- 登録日時
- 2021/02/25 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 11:44
- 管理番号
- 所沢新所-2020-011
- 質問
-
解決
三島由紀夫と川端康成の間に交友があったことが分かる本が見たい。
- 回答
-
下記の資料に記載があります。
〇『川端康成・三島由紀夫往復書簡』 川端康成/著 三島由紀夫/著 新潮社 2000年
〇『川端康成全集 補卷2』 川端康成/著 新潮社 1984年
〇『三島由紀夫全集26』 三島由紀夫/著 新潮社 2003年
〇『三島由紀夫全集38』 三島由紀夫/著 新潮社 2004年
〇『三島由紀夫全集39』 三島由紀夫/著 新潮社 2004年
〇『川端康成全集 第34巻』 川端康成/著 新潮社 1982年
〇『川端康成と書』 水原園博/編著 求龍堂 2019年
〇『川端康成』 河出書房新社 1984年
〇『診断・日本人』 宮本忠雄/編 日本評論社 1974年
〇『川端康成伝』 小谷野敦/著 中央公論新社 2013年
〇『思い出の作家たち』 ドナルド・キーン/著 新潮社 2019年
- 回答プロセス
-
1.所蔵資料の内容調査
〇『川端康成・三島由紀夫往復書簡』 川端康成/著 三島由紀夫/著 新潮社 2000年
川端康成と三島由紀夫の往復書簡の内容を、年月、宛先住所などを添えて記載されています。
〇『川端康成全集 補卷2』 川端康成/著 新潮社 1984年
p.326~333 「三島由紀夫より」に、三島由紀夫から川端康成への書簡が記載されています。
p.333~355 「三島由紀夫あて」に、川端康成から三島由紀夫への書簡が記載されています。
〇『三島由紀夫全集26』 三島由紀夫/著 新潮社 2003年
p.563~566 「川端康成印象記」に、川端康成との交友の様子が記載されています。
〇『三島由紀夫全集38』 三島由紀夫/著 新潮社 2004年
p.236~310に、川端康成宛の書簡が記載されています。
〇『三島由紀夫全集39』 三島由紀夫/著 新潮社 2004年
p.379~400 「川端康成氏に聞く」に、三島由紀夫、川端康成、中村光夫の3人の対談が記載されています。
〇『川端康成全集 第34巻』 川端康成/著 新潮社 1982年
p.76~77 「三島由紀夫葬儀あいさつ」の項があります。
〇『川端康成と書』 水原園博/編著 求龍堂 2019年
p.196~197 「三島由紀夫」の項に、川端康成と三島由紀夫の往復書簡とその実物の写真が記載されています。
〇『川端康成』 河出書房新社 1984年
p.7の左上に、「昭和42年2月、左から三島由紀夫、安部公房、石川淳、康成」の写真があります。
p.36~42 「永遠の旅人」の項で、三島由紀夫が川端康成について書いている文章が、記載されています。
〇『診断・日本人』 宮本忠雄/編 日本評論社 1974年
p.260に、「(前略)川端康成は文字通り「天涯孤独」となってしまったのである。(中略)作家となってからも、親しい友人や弟子が、何人も身近でなくなっている。(中略)そして三島由紀夫などがそれである。」と記載されています。
2.記載のなかった資料
×『三島由紀夫全集27』 三島由紀夫/著 新潮社 2003年
×『三島由紀夫全集29』 三島由紀夫/著 新潮社 2003年
×『三島由紀夫集』 三島由紀夫/著 筑摩書房 2007年
×『川端康成研究』 今村潤子/著 審美社 1988年
×『川端康成』 長谷川泉/著 主婦の友社 1978年
×『川端康成』 板垣信/著 清水書院 2016年
×『三島由紀夫を巡る旅』 徳岡孝夫/著 新潮社 2020年
×『呵呵大将』 竹邑類/著 新潮社 2013年
×『川端康成』 笹川隆平/著 和泉書院 1991年
3.本館による後日調査
〇『川端康成伝』 小谷野敦/著 中央公論新社 2013年
p.57に、「(前略)川端が孤独だとか人間嫌いだとか言っているのは、もっぱら三島由紀夫なのである。(中略)三島は恐らく焦り、先生を理解しているのは自分だけだと思いたがり、孤独な人だと言い続けたのである。(後略)」と記載があります。
p.458に、「六月一日、三島由紀夫が、日本画家・杉山寧(一九〇九―九三)の娘・瑶子(一九三七―九五)と明治記念館で結婚式を挙げ、川端が媒酌を務めた。(後略)」と記載があります。
p.469に、「(前略)三島はこの頃、自分も米国の作家のように、ベストセラーを書いて、悠々と次作の構想を練るような生活をすべく、『鏡子の家』を上梓したが、世評も悪く売れもせず、大失敗だと川端宛手紙で書いている。(後略)」と記載があります。
p.519に、「文革に抗議、声明文を発表」という写真に、三島由紀夫と川端康成が写っています。
p.531-550 「ノーベル賞受賞騒動と三島由紀夫自決」の項に、川端康成と三島由紀夫について記載があります。
p.551-561 「三島由紀夫の葬儀と都知事選」の項に、川端康成と三島由紀夫について記載があります。
〇『思い出の作家たち』 ドナルド・キーン/著 新潮社 2019年
p.79に、「(前略)昭和四十五年十一月、三島由紀夫の自殺が川端をことさら苦しめる。かつて若き三島の才能を発見した当の本人である川端を。(後略)」と記載があります。
△『カメラがとらえた昭和巨人伝』 洋泉社 2014年
p.60 「三島由紀夫」の人物紹介文章の中に、「(前略)死後に行なわれた葬儀の委員長は川端康成が務めている。」と記載があります。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日記.書簡.紀行 (915 9版)
- 作品集 (918 9版)
- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
-
- 川端康成・三島由紀夫往復書簡 川端康成/著 新潮社 2000.11 915.6 4-10-100126-X
- 川端康成全集 補卷2 川端康成/[著] 新潮社 1984.5 918.68 4-10-643837-2
- 三島由紀夫全集 26 三島由紀夫/著 新潮社 2003.1 918.68 4-10-642566-1
- 三島由紀夫全集 38 三島由紀夫/著 新潮社 2004.3 918.68 4-10-642578-5
- 三島由紀夫全集 39 三島由紀夫/著 新潮社 2004.5 918.68 4-10-642579-3
- 川端康成全集 第34卷 川端康成/著 新潮社 1982.12 918.68
- 川端康成と書 水原園博/[編]著 求龍堂 2019.2 728.8 978-4-7630-1825-0
- 川端康成 河出書房新社 1984.3 910.268
- 診断・日本人 宮本忠雄/編 日本評論社 1974 281.04
- 川端康成伝 小谷野敦/著 中央公論新社 2013.5 910.268 978-4-12-004484-7
- 思い出の作家たち ドナルド・キーン/著 新潮社 2019.5 910.264 978-4-10-131355-9
- キーワード
-
- 川端康成
- 三島由紀夫
- 文学
- 交友
- 書簡
- 作家
- 評論家
- 小説家
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000294140