レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年04月02日
- 登録日時
- 2015/05/08 15:19
- 更新日時
- 2015/05/08 15:22
- 管理番号
- いわき総合-一般183
- 質問
-
未解決
「散る桜 残る桜も 散る桜」は良寛の句と言われているが、雲井龍雄の説もある。どちらが本当なのか知りたい。雲井龍雄の説は、『二度目の大往生』(永六輔 岩波新書 1995)に記述があった。
- 回答
-
質問者は桜の季節を迎えるたびこの真偽が気になるとのことで、今回レファレンスしたそう。
次の良寛の関連資料を確認するが不明。
『校注良寛全歌集』(春秋社 2007)
『良寛歌集』(平凡社 1992)
『良寛百科』(加藤僖一 新潟日報事業社 2004)
インターネットで検索すると、「長野日報」2008年5月9日付のコラム「八面観」で、『二度目の大往生』と良寛の句の顛末について記述があった。(http://www.nagano-np.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=9307)
これに雲井龍雄の墓がある山形県米沢市の常安寺住職の話があり、「裏付ける資料は寺になく、あちこちからの問い合わせに違うのではないかと弁明した経緯がある」との記述があった。また、同記事には良寛記念館(新潟県出雲崎町)の話もあり、「遺墨はなく、研究者のなかにはもっと古い時代の句ではないかとの見方もある」とのこと。
なお、同様のレファレンスがレファ協にも複数登録されているが、はっきりしたことはわからないようである。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『二度目の大往生』[S/914.6/エイ・1110629407]
- 【資料②】『校注良寛全歌集』[911.1/リヨ・1112296601]
- 【資料③】『良寛歌集』[911.1/リヨ・1110207089]
- 【資料④】『良寛百科』[911.1/リヨ・1112680028]
- 【資料⑤】Web「長野日報」[最終アクセス2015.5.2]
- キーワード
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- 良寛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000174336