レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年4月19日
- 登録日時
- 2010/12/16 15:25
- 更新日時
- 2011/02/07 15:54
- 管理番号
- 南部―2―001
- 質問
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解決
上杉謙信の家訓が載っている本を見たい。
- 回答
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『現代語訳 名将言行録 智将編』(岡谷繁実 新人物往来社 1993)p135~136に「心にわだかまるもののないときは、心は広くして体も安泰である。心に耐え忍ぶもののないときは、人にたいする敬愛も失わない。心に欲のないときは、義理にも厚い。心に私のないときは、疑念が生じない。心に驕ることがなければ、人を敬う。心に誤りなきときは、人を畏れない。心に邪見のないときは、人をよく育てる。心に貪りのないときは、人に諂うこともない。心に怒りのないときは、言葉はやわらぐ。心に忍耐のあるときは、事を円満にととのえられる。心に曇りのないときは、平静である。心に勇あるときは、後悔はない。心が賤しくなければ、願い求めることは好まぬものだ。心に孝心あるときは。忠節心も厚い。心に自慢なきときは、人の善がよくわかり、心に迷いのなきときは、人を咎めない。」の記述あり。
- 回答プロセス
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①自館所蔵の上杉家に関する本や上杉謙信の伝記、上杉史料集にあたるが、上杉謙信の家訓についての記述な し。
②NHKの「その時歴史が動いた」で紹介されたとのことなので、「その時歴史が動いた」のホームページを確認し たところ、家訓16条の内容および『名将言行録』をもとにしたと記述あり。
③書名以外の書誌情報の記述がなかったため、自館所蔵の『名将言行録乱世を生き抜く智恵 谷沢永一 PHP研 究所 2002)』をあたるが、記述なし。
③長野市立長野図書館所蔵の『現代語訳 名将言行録 智将編』を取り寄せたところ記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
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- 現代語訳 名将言行録 智将編 岡谷繁実著 加来耕三編訳 新人物往来社 1993.6 283p
- キーワード
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- 戦国時代
- 上杉謙信
- 上杉輝虎
- 家訓
- 戦国武将
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075463