レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/08/22
- 登録日時
- 2021/12/16 00:30
- 更新日時
- 2021/12/18 14:02
- 管理番号
- 6000060843
- 質問
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解決
シロクジャクという鳥について調べたい。中学校の夏休みの宿題。好きな動物をインターネットで調べた後、本でも同様のことが書いてあるか、調べる。ネットではすでに見つけている。東武動物公園HP https://www.tobuzoo.com/zoo/list/details/42/ (2021/12/17リンク確認)
- 回答
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『コツがまるわかり!生き物の飼いかた 4』p.44に実際の白いクジャクの写真があり、「インドクジャク」のうち白一色のものが「シロクジャク」とも呼ばれると記載されていた。
前掲書及び『はじめてであうずかん 3』(福音館 1980)のクジャクの写真・図から、それが雄雌の違いによる色でないこともわかった。
「アルビノ」の可能性を『総合百科事典ポプラディア 1』(ポプラ社)で確かめたところ、アルビノは瞳が赤い特徴があるとされている。
『コツがわかる…』の白いインドクジャクと、質問者が見たサイトのシロクジャクの写真では目の赤色は確認されなかったため、アルビノではないと考えられる。
宿題の提出期限が迫っていたため、他の資料の取り寄せは行わなかった。
- 回答プロセス
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野畑図書館児童室・成人室・参考室在庫の鳥の図鑑の索引からは見つからず。
(『原色ワイド図鑑 [6]』(学研 2002)、『世界の鳥の巣の本 絵本図鑑シリーズ 22』(岩崎書店2001)、『鳥 講談社の動く図鑑MOVE』(講談社 2017)、『鳥 小学館の図鑑NEO 5』(2015)、『鳥 ポプラディア大図鑑WONDA 9』(ポプラ社 2013)、『標準原色図鑑全集 18』(保育社 1978))
質問者が見た東武動物公園ホームページにはシロクジャクの写真があり、説明文に「インドクジャクの白変種」とあった。
『コツがまるわかり!生き物の飼いかた 4』p44に白いクジャクの写真があり、それが「インドクジャク」であり、白一色のものは「シロクジャク」とも呼ばれていると紹介されていた。
そこで、インドクジャク(クジャク全般含む)について、雄雌の色の違いではないことを『はじめてであうずかん 3』(福音館 1980)のオス・メスの図で確かめる。
前掲の『コツがまるわかり!生き物の飼いかた 4』p.45にもインドクジャクのオス・メスの写真があり、雌雄の色の違いで白一色になるのではないことが確認できた。
次に「アルビノ」の可能性を確かめるため、『総合百科事典ポプラディア 1』(ポプラ社)で「アルビノ」の項を見ると、瞳が赤い特徴があるとされていた。
『コツがまるわかり!生き物の飼いかた 4』の写真、また、東部動物公園ホームページの写真では目の赤色は確認されなかったため、シロクジャクはインドクジャクのアルビノではないと考えられる。
東武動物公園ホームページ説明文「インドクジャクの白変種」の「白変種」を当館所蔵のデータベース「ジャパンナレッジ」で検索すると、
はくへんしゅと読み、色素が減少して白くなった個体のことで、シロクジャクの他に、ホワイトタイガー・ホワイトライオンなどがいることが分かった。(「デジタル大辞泉」小学館より)
- 事前調査事項
- NDC
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- 動物学 (480)
- 鳥類 (488)
- 参考資料
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- 『コツがまるわかり!生き物の飼いかた 4』ポプラ社 2014.4
- 『はじめてであうずかん 3 とり』福音館書店 1980.2
- 『総合百科事典ポプラディア 1』新訂版 ポプラ社 2011.1
- キーワード
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- シロクジャク(シロクジャク)
- インドクジャク(インドクジャク)
- 動物調べ(ドウブツシラベ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生
- 登録番号
- 1000309028