レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年12月25日
- 登録日時
- 2020/12/25 18:50
- 更新日時
- 2021/01/19 16:12
- 管理番号
- 2013
- 質問
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解決
第二次世界大戦中、広島市では空襲を想定し類焼を防ぐため民家を壊す対策をとっていたというがどのあたりの民家を壊していたのか知りたい。
- 回答
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以下の資料を提供した。
『広島爆心地中島』原爆遺跡保存運動懇談会/新日本出版社(217.6/ヒロ/T)
また、当館所蔵がないため『広島市公文書館紀要(13)』を相互貸借として依頼した。
- 回答プロセス
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まずネット検索をしたところ、類焼を防ぐ民家の取り壊しを「建物疎開」ということが分かり、同キーワードで再度検索。
「広島平和記念資料館( http://www.hpmmuseum.jp/ )」の企画展「国民義勇隊(2010年度)」と「動員学徒(2004年度)」がありそこでは建物疎開作業を命じられた団体や作業箇所が記されていた。
また類似事例がレファレンス協同データベースでもあり、回答を確認したところ『広島市公文書館紀要(13)』に復興都市計画図があり建物疎開跡地が記されている。国立国会図書館デジタルコレクションでも確認することができるが画像を拡大し細かく見ることができなかった。そのため相互貸借として依頼された。
他に業務システムで「建物疎開」で検索したところNDC217が何点かヒットしたため直接その棚をブラウジング。
『広島爆心地中島』P73~建物疎開について記されており「広島市では44年秋から翌年夏にかけて、6次にわたる建物疎開が行われ、7月からは詩を南北に二分する、幅100m、長さ5㎞に及ぶ防火地帯をつくる作業が突貫工事ですすめられました。」とあった。また、巻末に復元地図がついており、内容と地図を照らし合わせることができる(ただし、中島地区に限る)。
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国地方 (217 9版)
- 参考資料
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広島爆心地中島. 原爆遺跡保存運動懇談会 編 , 原爆遺跡保存運動懇談会. 新日本出版社, 2006.(217.6/ヒロ/T)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008259229-00 , ISBN 4406033068
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広島爆心地中島. 原爆遺跡保存運動懇談会 編 , 原爆遺跡保存運動懇談会. 新日本出版社, 2006.(217.6/ヒロ/T)
- キーワード
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- 一般書
- 広島市
- 建物疎開
- 防火地帯
- 空襲
- 義勇隊
- 学徒
- 第二次世界大戦
- 戦争
- T
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000291511