レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年06月12日
- 登録日時
- 2020/03/11 17:27
- 更新日時
- 2020/03/11 17:41
- 管理番号
- 横浜市中央2580
- 質問
-
解決
「eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)」とはどういうものか。
概要や、国内の動向、海外の事例がわかる資料がほしい。
- 回答
-
eスポーツの概要や近年の動向をコンパクトにまとめているものとして、
次の資料をご紹介します。
1 『朝日キーワード 2020』 朝日新聞出版/編 朝日新聞出版 2019.1
p.192~193「eスポーツ」
eスポーツの定義として、対戦型ゲームをスポーツとして捉えるもので、
ゲーム専用機やパソコン、スマートフォンを使い、格闘や射撃、パズルといった
様々なジャンルで腕前を競うこと、海外ではプロ選手が多額の賞金を争う大会が開かれて
おり、国際オリンピック委員会(IOC)が五輪種目としての採用を検討していること、
一方で日本国内ではまだ普及途上であるが、近年では国内でも競技団体や
プロチームの結成が進んでいること、などが見開き2ページに短くまとめられています。
続いて、それぞれの内容についてより詳しく解説されている資料をご紹介します。
2 『デジタルゲームの教科書』
デジタルゲームの教科書制作委員会/著 ソフトバンククリエイティブ 2010.5
p.247~266「デジタルゲームを競技として捉える『e-sports』」松井悠
3 『ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード』
徳岡正肇/編著 SBクリエイティブ 2015.3
p.223~238「electronic sports:デジタルゲーム競技」松井悠
2、3はいずれも日本でeスポーツが着目される以前から、
海外の事例を中心に紹介していたもので、特にeスポーツの歴史について詳しく述べられ
ています。
4 「eスポーツの可能性について」筧誠一郎/著
(「Event Biz」2017Winter ピーオーピー 2017.11.30)p.59~62
eスポーツの概要や国内外の動向、ビジネス面や教育面での可能性などを
コンパクトに紹介した論文です。著者はeスポーツ大会の運営に関わる会社の代表です。
5 『eスポーツ論』 筧誠一郎/著 ゴマブックス 2018.8
6 『eスポーツ地方創生 日本における発展のかたち』
筧誠一郎/著 白夜書房 2019.4
5、6は上記資料4と同じ著者による単行本で、eスポーツの様々な側面について
より詳しく紹介しています。
資料5では2017年時点での主要なeスポーツ大会における賞金額や、
日本国内の組織や大会についても触れており、資料6では地元企業や学校現場との協力な
ど、eスポーツを活用した地方創生に力点を置いて解説している点に特徴があります。
7 『プロのeスポーツプレーヤーになる!』 岸大河/監修 河出書房新社 2019.3
職業としてのプレーヤー(競技選手)になるにはどうすればよいか、という立場から、
eスポーツ選手のキャリアやライフデザインにまで踏み込んで紹介しています。
8 『eスポーツの法律問題Q&A プレイヤー契約から大会運営・ビジネスまで』
eスポーツ問題研究会/編 民事法研究会 2019.9
大会の賞金規模や賭博にあたらないかどうかの判断、選手のライセンス契約や
マネジメントなど、eスポーツを運営する上で起こる法律上の課題をとりあげています。
eスポーツ大会の賞金をめぐっては、次のような記事もあります。
9 「eスポーツ大会における賞金提供と景品規制」古川昌平/著
(「ジュリスト」1517号(2018年4月号) 有斐閣 2018.4.1)p.40~45
景品表示法の現状と課題を分析する特集の中で、eスポーツにおける賞金を
どのように位置づけるか、弁護士が論点を整理しています。
日本国内で制定された、eスポーツ選手(ゲーマー)のプロライセンス制度をめぐっては、
次の記事が参考になります。
10 「特集 esportsが時代を作る」
(「週刊ファミ通」2018年3月22日号 Gzブレイン 2018.3.8)p.120~141
競技団体である日本eスポーツ連合(JeSU)が制定したゲーマーのプロライセンス制度
を中心に、日本国内の動向が解説されています。
海外におけるeスポーツの普及状況(競技人口、市場規模など)については、
次の資料が参考になります。
11 『eスポーツ五大陸白書 2019 22カ国の現状を五要素から徹底解剖』
メディアクリエイト 2019.1
アジア・南北アメリカ・ヨーロッパといった地域ごとにeスポーツをめぐる現状をまと
めています。
その他、eスポーツに関する図書、雑誌記事として以下のようなものも見つかりましたので、ご紹介します。
・概説的な内容のもの
12 『1億3000万人のためのeスポーツ入門』 但木一真/編著 NTT出版 2019.6
13 『eスポーツのすべてがわかる本 プロゲーマー、業界のしくみからお金の話まで』
黒川文雄/著 日本実業出版社 2019.6
14 『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』
岡安学/著 秀和システム 2019.8
15 「特集 eスポーツの現状と今後の展望」
(「週刊ファミ通」2017年11月2日号 Gzブレイン 2017.10.19)p.222~233
16 「ゲーム大会がカネを生む 勃興するeスポーツ産業」
(「週刊東洋経済」2018年3月3日号 東洋経済新報社 2018.3.3)p.66~69
17 「特集 これがeスポーツだ!」
(「Event Biz」2018Summer ピーオーピー 2018.5.31)p.6~23
18 「企業も注目、eスポーツ ゲームで対戦、客熱狂」
(「日経コンピュータ」2018年7月19日号 日経BP社 2018.7.19)p.68~71
19 「五輪採用の動きも!eスポーツの爆発力」
(「週刊ダイヤモンド」2018年10月6日号 ダイヤモンド社 2018.10.6)p.104~109
20 「相次ぐスポンサード、事業参入 eスポーツに着目すべき理由」但木一真/著
(「TOP PROMOTIONS販促会議」2019年6月号 宣伝会議 2019.6.1)p.57~59
21 「特集 『eスポーツ』販促活用のこれから」
(「TOP PROMOTIONS販促会議」2019年10月号 宣伝会議 2019.10.1)p.34~50
・日本国内の動向について述べたもの
22 「eスポーツ元年を迎える日本 プロ化で裾野拡大に期待」夏野剛/談
(「経済界」2018年4月号 経済界 2018.2.22)p.36~37
23 「ビデオゲームはスポーツなのか」加藤裕康/著
(「中央公論」2018年9月号 中央公論新社 2018.8.10)p.190~197
24 「東京ゲームショウ2018 eスポーツ活況、新たなステージへ」
(「日経エンタテインメント!」2018年12月号 日経BP社 2018.11.4)p.128~131
25 「eスポーツが“スポーツ”に問うもの」澤井和彦/著
(「体育の科学」2019年1月号 杏林書院 2019.1.1)p.6~10
26 「eスポーツ『プロ化』は前途多難」
(「FACTA」2019年11月号 ファクタ出版株式会社 2019.10.20)p.24~26
27 「ユーススポーツとしてのeスポーツを体験学習から考察する」今西幸蔵/著
(「社会教育」2019年9月号 日本青年館 2019.9.1)p.6~11
・海外の動向について述べたもの
28 「『eスポーツ』プロリーグ発足 フランチャイズ制でファン形成」
(「週刊エコノミスト」2018年2月20日号 毎日新聞出版 2018.2.20)p.58
29 「eスポーツの成功は韓国で始まった」
(「Newsweek日本版」2018年9月4日号 CCCメディアハウス 2018.9.4)p.64
30 「eスポーツは『スポーツ』になれるのか? 新リーグ『LPE』の挑戦」
(「Forbes JAPAN」2019年1月号 アトミックスメディア 2018.11.24)p.94~9)
31 「eスポーツは賞金300万ドルの世界へ」
(「Newsweek日本版」2019年9月17日号 CCCメディアハウス 2019.9.17)p.62~63
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- その他の室内娯楽 (798 8版)
- その他の雑工業 (589 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000275795