レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/04/26
- 登録日時
- 2020/04/02 00:30
- 更新日時
- 2020/09/03 18:03
- 管理番号
- 相市-R1-2
- 質問
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解決
昭和41年、相模原市内フィッシングパーク付近の神奈川県水産技術センター(旧水産試験場)に、皇太子(平成天皇)が行啓したという記録があるかどうか知りたい。
- 回答
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相模原に行啓したという記録は見つからなかったが、関連する記事をご案内した。
- 回答プロセス
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●市内OPAC、Googleで“フィッシングパーク 相模原”“神奈川県水産技術センター 相模原”“相模原 皇太子”等で検索したが、行啓の情報はなし。
→県立相模原公園サイト(http://www.sagamihara.kanagawa-park.or.jp/map.html 2020年7月10日 最終確認)等の情報から、フィッシングパークはすでに閉鎖され、平成27年4月以降「せせらぎの園」として県立相模原公園の一部になっている。
→事実調査事項の資料から、質問の施設は、昭和38年~平成7年まで相模原市下溝にあった淡水魚増殖場のことであり、水産試験場は三崎市城ケ島にあったことがわかる。
神奈川県ホームページ内神奈川県水産技術センター内水面試験場(http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f490000/ 2020年7月10日最終確認)によると、淡水魚増殖場は、現在、神奈川県水産技術センター内水面試験場と改称して、相模原市緑区大島に移転されている。
●朝日新聞データベース「聞蔵Ⅱ」を使い、昭和41年“皇太子”で検索したが該当なし。
●神奈川県立図書館「神奈川県関係記事文献検索」を確認したところ、昭和51年以降の記事はデータベースから検索できるが、昭和34年~昭和50年までは冊子体になるため、その所蔵を検索した。
・『神奈川県関係新聞記事索引 第6集』神奈川県立図書館/編 神奈川県立図書館 1968( 昭和40年7月~41年12月)が該当する。この資料の中に、質問内容に関する記事があるか、神奈川県立図書館にFAXでレファレンス依頼をした。
→p133に「養殖池など熱心にご見学、皇太子殿下 県水試と東海水産研へ」(東京 京浜版41 6 15 p16)」という記述があるという回答があった。
・神奈川県立図書館「神奈川県内公共図書館購入継続雑誌・新聞総合目録」で『東京新聞 京浜版』を検索すると、1956年3月から1966年分まで川崎市中原図書館が所蔵していたので、電話にて該当記事の送付を依頼した。
→「養殖池など熱心にご見学 皇太子殿下、県水試と東海水産研へ」『東京新聞 京浜版 6月15日(1966) 16面』記事によると、昭和41年6月15日に、皇太子は三浦市にある神奈川県水産試験場を訪問したとある。
●上記の情報を質問者にTEL連絡したところ、調査は終了で良いとのことだった。
- 事前調査事項
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近隣の住民による情報と神奈川県ホームページの「神奈川県水産技術センター 100年の歩み」(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mx7/cnt/f430694/p747125.html 2020年7月10日最終確認)PDFファイル資料後半「年表」p9に、「昭和41年(1966)・皇太子殿下水産試験場に行啓される」という記述があることから、確証を得たいという調査依頼であった。
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 『神奈川県関係新聞記事索引 第6集 神奈川県立図書館/編 神奈川県立図書館 1968
- 『東京新聞 京浜版 6月15日(1966) 16面』
- キーワード
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- 平成天皇
- 皇太子
- 相模原市
- 行啓
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000279961