レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年05月16日
- 登録日時
- 2013/03/30 15:05
- 更新日時
- 2014/09/02 00:30
- 管理番号
- 10-3A-201303-07
- 質問
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解決
法楽寺はいつだれによって創建されたか。
- 回答
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『大阪史蹟辞典』『田辺町誌』『東住吉区史』によると東住吉区山坂にある「田辺のお不動さん」と呼ばれる法楽寺は真言宗泉涌寺派別格本山、紫金山(しこんざん)小松院と号し本尊は不動明王であり、治承2(1178)年小松の大臣(おとど)と呼ばれた平清盛の長男平重盛が創建しました。
重盛は宋の育方山仏照国師の徳風を聞き黄金三千両を祠堂料として送り紫金の舎利2個をいただきこの寺を建立し納めています。翌年熊野詣の途中落成法要のさい重盛の人柄を表すように源平両氏の菩提を弔ったと伝えられています。天正年間に織田信長の兵火によりすべて灰櫨に帰しましたが現在の本堂、鐘楼、大門等は元禄年間に大和松山藩織田家の建物を用いて再建されたものと記載があります。
また、門内にある樹齢800余年を数える楠木の老樹は有名です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 寺院.僧職 (185 9版)
- 近畿地方 (216 9版)
- 参考資料
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- 『大阪史蹟辞典』 三善貞司編 清文堂出版 1986 ISBN 4-7924-2341-4<当館書誌ID: 0000214926>
- 『田辺町誌』 大阪府東成郡田辺町 1925 <当館書誌ID: 0070109957>
- 『東住吉区史』川端直正編 東住吉区創設十五周年四ケ村編入三周年記念事業委員会 1961<当館書誌ID: 0000301758>
- キーワード
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- 大阪府大阪市東住吉区
- 法楽寺
- 田辺
- 平重盛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000129942