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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
山梨県立図書館 (2110005)管理番号
(Control number)
9000007484
事例作成日
(Creation date)
2011年07月14日登録日時
(Registration date)
2011年09月25日 10時24分更新日時
(Last update)
2011年09月25日 13時03分
質問
(Question)
甲府市酒折にある「不老園」を造った奥村という人物について知りたい。
回答
(Answer)
七代目・奥村正右衛門(天保12(1841)年~?)は、甲府市八日町の呉服店店主。明治30(1897)年頃、酒折神社の裏の山腹に別荘を設け、多額の費用を投じて梅、桜、牡丹等を植えて小公園を作り、不老園と名づけて開園した。詳細については照会資料をご覧ください。
回答プロセス
(Answering process)
1.『山梨百科事典』(山梨日日新聞社編・発行 1989年)で「不老園」の項を引くと、明治33(1900)年ごろ甲府市八日町二丁目で阿さや呉服店主七代目奥村正右衛門が創設したもので、昭和40(1965)年9月からは「財団法人奥村不老園」としたことなどがわかる。

2.自館システムで書名「不老園」を検索すると、雑誌記事「甲府市の不老園(私の思い出のShizen&Snap 最終回)」(「ザやまなし」1994年3月号p10-11)がヒット。財団法人奥村不老園理事長、創設者の孫にあたる奥村寛義氏のコメントなどがある。

3.K28で人名録類を調査。
・『山梨人事興信録』(甲府興信所編・発行 1918年)p181に奥村正右衛門の掲載がある。これによると、奥村正右衛門は天保12年2月17日生まれ、明治10年4月に家督を相続し、先代より呉服店を継承して 明治33年には合名会社奥村呉服店とする。また、酒折神社の裏の山腹に別荘を設け、多額の費用を投じて梅、桜、牡丹等を植えて小公園を作り、不老園と名づけて一般の遊覧に供したことなどが書かれている。
・『現代峡中名士小伝』(中村重造著・発行 1910年)→p136-138に「商業会議所議員 奥村正右衛門氏」がある。

4.郷土資料K29、K297の書架でブラウジングすると、次のものにも関連記事があった。
・『山梨鑑』上巻(小幡宗海共編 国書刊行会 1982年)[資料番号0102032638]→p223「山梨繁昌明細記」下段に「仝(甲府市八日町)/麻屋 奥村正右衛門/正札呉服太物商」がある。※明治27年刊の復刻 
・『日本武尊伝説が残る酒折宮を拝見し、玉諸神社をめぐり、富士アイスでほっかほかじまん焼きに舌鼓。(まちミューガイドブック)』(つなぐ「まちミュー友の会」編・発行 2009年)→p12-13に不老園について記述。
・『甲府街史』(中丸真治,楠裕次共著 山梨日日新聞社 1995年)→p300-301に「あさや・奥村正右衛門」の項があり、七代目・奥村正右衛門が醤油製造を始めたことが記載。

5.インターネットの検索エンジンで検索すると、次のwebサイトがヒット。
・財団法人奥村不老園webサイト( http://www.furouen.jp/ ※2011.7.14確認)→「園内のご案内」のページに「明治30年、市内に住む呉服商の七代目奥村正右衛門が別荘として開園したもので、氏は北海道を除く全国を行脚(あんぎゃ)して、特に九州地方から紅梅、小梅、夫婦梅、ブンゴ梅などを持ち帰ってはこの園に植え付けたという」などの記述あり。
・山梨県味噌醤油工業協同組合webサイトに株式会社奥村醤油店のページ( http://www.kknit.com/ym-misosyouyu/kaiin/kaiin04.html ※2011.7.14確認)があり、「当社は、130年前に現社長の祖父・7代目奥村正右エ門が現在地の甲府市八日町にあった醤油・味噌の工場を買い受け、製造販売を続けて今日に至りました」などの記述がある。この会社の社長は奥村不老園理事長の奥村寛義氏である。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
個人伝記  (289 9版)
参考資料
(Reference materials)
『山梨百科事典』(山梨日日新聞社編・発行 1989年) (p829)
「ザやまなし」1994年3月号(山梨日日新聞社) (p10-11)
『山梨人事興信録』(甲府興信所編・発行 1918年) (p181)
『現代峡中名士小伝』(中村重造著・発行 1910年) (p136-138)
『甲府街史』(中丸真治,楠裕次共著 山梨日日新聞社 1995年) (p300-301,p303)
キーワード
(Keywords)
不老園
梅園
奥村正右衛門(7代目)
商人
甲府市
山梨県
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
「ザやまなし」1994年3月号(山梨日日新聞社)の記事によると、甲府市酒折にある梅園「不老園」は、甲府市内の呉服商・七代目奥村正右衛門が、明治30(1897)年頃別荘地として開園。全国各地に赴き、さまざまな梅を持ち帰り園に植え付けた。奥村氏は86歳で他界するまでの三十数年間庭造りに専念し、自然を友として過ごしたと言われている。
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土(人物-近代以降)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000091756解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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