次の所蔵あり。
・天橋立物語 その文化と歴史と保全 岩垣雄一/著 技報堂出版 2007.7 291.62
日販マーク内容紹介:白砂青松の天然海岸である天橋立は、どのくらい昔に出現したものなのか。本書は天橋立の生成過程を、丹後地方の伝説や地理・歴史、また天橋立に因む和泉式部や雪舟の作品などと絡めて語る。
<目次(抜粋)>
第1章 現在の宮津湾と阿蘇海
1 天橋立付近の地形と海象
天橋立の位置
宮津湾・阿蘇海の海底地形と流入河川
宮津湾の海象
2 漂砂の遮断と侵食対策工
港の建設による漂砂の遮断
サンドバイパス工と養浜工
第2章 縄文時代の宮津湾と丹後地方
1 縄文時代の宮津湾
海面の高さは変動する
縄文時代の宮津湾の地形
阿蘇海北岸の海岸段丘の形成
天橋立の発芽と成長の始まり
(略)
第10章 現代の天橋立
1 天橋立の危機
丹後の守護
丹後の藩体制と天橋立
橋立切断の危機
天橋立先端の形成工事
江尻平地の生成から現在の大天橋砂嘴が形成されるまで
天橋立砂嘴がやせ細ってきた
2 天橋立を太らせる
大突堤の建設
国が事業に参加
サンドバイパス調査始まる
太った天橋立をどうして維持するか
3 天橋立のスタイルを良くする
ノコギリ歯の汀線を美しくしたい
江尻~日置海岸を親水性海岸にして景観をよくする
終章 これからの天橋立
環境倫理学の三つの主張
地球はすでに限界を超えた
地球温暖化による海面上昇
天橋立は大丈夫か
自然環境の創造
(関連情報)
京都府ホーム > 地域振興 > 広域振興局 > 京都府丹後広域振興局 > 丹後土木事務所 > 天橋立を知って守ろう!
http://www.pref.kyoto.jp/tango/tango-doboku/kids_amanohasidate.html※次のような記述あり。
「天橋立の成り立ち
みなさん天橋立がいつぐらいに地球上に現れたか知っていますか?
今から約4000年前、世屋川をはじめとする丹後半島の東側の河川から流出した砂礫(されき:砂礫とは砂や小石)が海流(下の図の赤色の線)により流され、野田川の流れからくる阿蘇海の海流(下の図の黄色の線)とが、ぶつかったことにより、江尻側よりほぼ真っ直ぐに砂礫が海中に堆積しできたものといわれています。」