レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年01月09日
- 登録日時
- 2012/05/17 14:36
- 更新日時
- 2012/07/25 16:16
- 管理番号
- 埼熊-2012-018
- 質問
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解決
イスラム教における死後の世界について、一般論と具体論、また各人(男・女・子ども・善人・悪人・殉教者等)の違いなど、できるだけ、詳しく書かれている本を見たい。
- 回答
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イスラム教における死後の世界について書かれているものとして、以下の資料を紹介した。一般論と具体論、各人の違いについては、必ずしも掲載されているわけではない。
NDC分類〈167〉
『イスラーム世界の基礎知識 今知りたい94章』(ジョン・L.エスポジト著 山内昌之監訳 原書房 2009)
p61-63「イスラーム教徒は天国と地獄を信じていますか?」
p61「イスラーム教徒も、天国と地獄を信じています。(中略)クルアーンのある死後の世界は、精神的なものでもあり物質的なものでもあります。肉体と魂が一つになり、天の楽園の喜びも、地獄の業火の苦しみも存分に味わうことになるのです。」
『イスラームの天国 イスラーム信仰叢書 2』(イブン・カイイム・アルジャウズィーヤ原著 水谷周訳著 国書刊行会 2010)
p20-26「天国と地獄のあらまし」あり
『イスラームとコーラン 講談社学術文庫』(牧野信也〔著〕 講談社 1987)
p113「コーランによれば、人間が死ぬとその魂は体から離れ、ずっとそのままの状態に留るが、肉体は朽ち果ててついに骨になる。しかし、やがて終末の時が来ると、浮遊している魂は骨になった元の体と再び結びついて、生きていた時の姿にもどる。これが復活である。」
『イスラームの人間観・世界観 宗教思想の深淵へ』(塩尻和子著 筑波大学出版会 2008)
p9-11「来世の楽園」クルアーン(コーラン)に描かれた楽園の様子あり。
- 回答プロセス
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その他、調査した資料は以下のとおり
『死後の生活』(フェヒネル著 平田元吉訳 丙午出版社 1924)
『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』(井本英一著 人文書院 1982)
『ヨーロッパの死者の書』(竹下節子著 筑摩書房 1995)
『死後の世界』(〔出版者不明〕〔19--〕資料番号117359331)
- 事前調査事項
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「世界の地獄と極楽がわかる本」(PHP研究所 2010)
『イスラーム教を知る事典』(東京堂出版 1999)
p75「Q14キリスト教の「天国」とイスラム教の「楽園」は、どう違いますか」あり。
- NDC
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- 宗教学.宗教思想 (161 9版)
- イスラム (167 9版)
- 参考資料
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- 『イスラーム世界の基礎知識 今知りたい94章』(ジョン・L.エスポジト著 山内昌之監訳 原書房 2009)
- 『イスラームの天国 イスラーム信仰叢書 2』(イブン・カイイム・アルジャウズィーヤ原著 水谷周訳著 国書刊行会 2010)
- 『イスラームとコーラン 講談社学術文庫』(牧野信也〔著〕 講談社 1987)
- 『イスラームの人間観・世界観 宗教思想の深淵へ』(塩尻和子著 筑波大学出版会 2008)
- キーワード
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- 他界観念
- イスラム教
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000106164