レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年08月13日
- 登録日時
- 2017/12/09 13:04
- 更新日時
- 2019/11/27 09:49
- 管理番号
- 京歴-356
- 質問
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解決
京都府医師会編『京都の医学史』のpp. 910-913にある幕末から明治にかけてのコレラ流行の記述にある「安政6年の死亡者数」の出典は何か。また、京都におけるコレラに関するその他の記録はないか。
- 回答
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③のpp. 231-234に安政6年の記録として、新宮涼閣の「コレラ記事」が引用されており、そこに死亡者数が記載されている。
その他、明治時代の京都におけるコレラ関係の資料として、④pp.523-525にコレラ関係の古文書が、⑤pp.456-467に明治期のコレラ関係の布令書等が掲載されている。また、⑥のpp.263-265にコレラを含む戦前の伝染病患者数の推移があり、それによると明治年間の京都で9,745名の患者があり、うち死者数は7,876名と記されている。
- 回答プロセス
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①の該当箇所を確認したが出典は書かれておらず、参考文献は巻末にまとめて掲載されており特定できなかったものの、コレラに関する別の記述箇所で③が言及されていたのを発見した。③を確認したところ、pp.231-234で安政6年の記録があり、求める死亡者数が記載されており、出典として確認できた。なお、①の資料編である②を確認したが、該当する資料はなかった。
次に、明治時代の記録を調べるべく基礎資料である④~⑥を確認したところ、コレラ関係の古文書や布令書、患者数・死者数の統計が記されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216)
- 医学 (490)
- 参考資料
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① 京都府医師会 編 , 京都府医師会. 京都の医学史. 思文閣出版, 1980.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001457279-00 (当館請求記号:K0||490.216||Ky6||) -
② 京都府医師会医学史編纂室 編 , 京都府医師会. 京都の医学史 資料篇. 思文閣出版, 1980.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001473952-00 (当館請求記号: K0||490.216||Ky6||2) -
③ 富士川游 著 , 松田道雄 解説 , 富士川, 游, 1865-1940 , 松田, 道雄, 1908-1998. 日本疾病史. 平凡社, 1969. (東洋文庫)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001128896-00 (当館請求記号:Y||490.21||023335) -
④ 京都市/編 , 京都市. 史料京都の歴史 5. 平凡社, 1984.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I004338824-00 (当館請求記号: K1||216.2||Ky6||5) -
⑤ 京都府立総合資料館 編 , 京都府立総合資料館. 京都府百年の資料 4. 京都府, 1972.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003971601-00 (当館請求記号:MKO||216.206||Ky6||4) -
⑥ 京都府立総合資料館 , 編集: 京都府立総合資料館. 京都府統計史料集 : 百年の統計 第1巻. 京都府, 1969.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002574387-00 (当館請求記号:MK0||351.62||Ky6||1)
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① 京都府医師会 編 , 京都府医師会. 京都の医学史. 思文閣出版, 1980.
- キーワード
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- コレラ
- 公衆衛生
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000226102