レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/11/19
- 登録日時
- 2015/10/03 08:03
- 更新日時
- 2015/11/16 14:50
- 管理番号
- 埼熊-2015-047
- 質問
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未解決
長岡保太郎の経歴と長岡輝子と親戚関係であるかを確認したい。
- 回答
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所蔵資料を調査したところ、長岡保太郎の経歴については記述が見つかったが、長岡輝子との親戚関係については記述のあるものは見つからなかった。
回答プロセスを報告した。
- 回答プロセス
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長岡保太郎の経歴について
自館目録で全項目〈長岡保太郎〉で検索したところ著者、および訳者として2冊の資料が該当する。
常務理事を務めた「協調会」から調べる。
『国史大辞典 4』(吉川弘文館 1984)
p323-324「協調会」の項
「労使協調を目的にして大正八年(1919)に設立された社会政策に関する調査研究、社会政策推進のための民間機関。」
会長徳川家達、副会長渋澤栄一ほか、大正8年発足当初の常務理事に長岡の名前なし。
出身校から調べる。
『帝国大学出身人名辞典 2 帝国大学出身名鑑』(日本図書センター 2003)
p1264「長岡保太郎」家族構成と簡単な説明あり。
自館目録を〈全項目 & 協調会〉で検索
『協調会の研究 法政大学大原社会問題研究所叢書』(梅田俊英、高橋彦博著 柏書房 2004)
p329-330 「主要職員人名録」の中に「長岡保太郎」の年譜あり。
p382「人名索引」にも長岡保太郎の名あり。
p150-152「協調会出身の常務理事・長岡保太郎」の項に経歴あり。また、「長岡の経歴については、財団法人モラロジー研究所『所報』第18巻3号、1973年3月、掲載の訃報を参照。」とあり。
「所報」は埼玉県立図書館・国会図書館未所蔵である。
『財団法人協調会史 財団法人協調会三十年の歩み』(矢吹一夫編 偕和会 1980)
p158「理事名簿」に名前あり。
長岡輝子との関係について
自館目録で〈長岡輝子〉を検索する。
『ふたりの夫からの贈りもの』(長岡輝子著 草思社 1988)
該当する項目なし。巻末の年譜にも「保太郎」の名は確認できず。
輝子の経歴から確認する。
『現代日本女性人名録』(日外アソシエーツ 2001)
p1065「長岡輝子」の項の項あり。
保太郎に関する記述なし。輝子の生年は明治41年で、明治23年生まれの保太郎とは18歳差である。
『現代日本人名録 2002 3』(日外アソシエーツ 2002)
p1009「長岡輝子」の項あり。
「家族」欄があるが、保太郎はなし。
『近現代日本女性人名事典』(ドメス出版 2001)
『20世紀日本人名事典 そ-わ』(日外アソシエーツ 2004)
いずれも輝子の項あるが、保太郎の記述なし。
出身地が「盛岡」で共通するため岩手県人について調べる。
『岩手人名辞典』(浦田敬三著 新渡戸基金 2009)
p179「長岡栄子」(輝子の母)の項あり。保太郎についての記述なし。
『岩手百科事典』(岩手放送岩手百科事典発行本部編集 岩手放送 1978)
巻末の人名索引を確認したが掲載なし。
- 事前調査事項
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質問館調査済資料:「昭和人名辞典 1」
長岡輝子と親戚関係だったというのは利用者が以前何かで読まれたと記憶しているが、資料名はわからないとのこと。
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 長岡 保太郎(ナガオカ ヤスタロウ)
- 長岡 輝子(ナガオカ テルコ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000181976